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本日はナーシングホーム経営のリアルな実態についてお伝えします。
船井総研の介護コンサルタントとして今最もお勧めの施設になりますが、うまくいかないナーシングホームの理由は何か?を解説します。
コンサルティングや施設インタビューからみえた失敗の原因と成功へのポイントを知りたい方、是非お読み下さい。
ナーシングホームとして受け入れたい入居者を獲得できていない
1つ目の失敗パターンは入居者獲得にあります。
船井総研のコンサルティングでは「ナーシングホーム」の収益性を高めていくため医療依存度の高い入居者の受け入れをご提案しています。
つまり、「医療保険の算定ができる入居者を獲得」することにあるのですが、
うまくいっていない施設は医療保険算定ができる入居者を集客できていません。
算定の方法がわからない、または看護師の受け入れ拒否により獲得できていない施設も意外と多いものです。
この場合、看護師への説明や新規採用により受け入れ体制をつくる必要があります。
24時間対応にできるか、日中からの看護体制をつくるのかは状況により様々ですが、
スケジュールを決めて採用・研修の繰り返しによる改革を行います。
同時進行で集客も見直しますが、多くは病院営業を苦手としています。
「医療依存度が高い方がどこにいるか?」
当然ながら病院です。
それがわかっていても苦手な理由はメンタルブロック=先入観です。
病院も役割、得意分野があるため、的を絞った営業を行えば
退院患者の受け入れ先を探している相談員に出会えます。
相談員の困りごとを解決できた時には、以降も紹介いただけるようになります。
管理者問題
「経営の9割はトップで決まる」を実感する場面ですが、管理者に問題があるケースがうまくいかない理由の2つ目です。
どのような管理者だとうまくいかないのか、
特徴を3つお伝えします。
①数字を把握していない
質問をした時に、施設の売上、客単価、問い合わせ数など数字を把握していない管理者だと大丈夫かな?と思ってしまいますが、案の定大丈夫ではないことが多いものです。
そして管理者が数字意識がなく現場があるということもないため、必然的に良くない結果となっています。
②適正な算定をしていない
医療保険・介護保険どちらでも起こります。
特に多いのが実施したサービス時間以下の算定をしてしまい、
その分の時間が無料サービスになっていることです。
介護保険では必要なサービス時間がケアマネ交渉できずにいることもあります。
③スタッフがよく辞める
これもよくあります。
ナーシングホームでは重度者の対応をするに当たり経験不足のスタッフは技術・知識に悩みます。
年齢層が高いスタッフは身体的に大変という声も挙がるため、
細かいコミュニケーションによりサポートしていくことが求められます。
いずれもマインドセット研修や管理者育成のサポートを行うことで改善していきます。
看護師と介護士
ナーシングホーム経営が失敗する3つ目の理由は、看護師と介護士の連携です。
一言にすると仲が悪いということです。
看護師は医療の立場から専門的な話をする傾向に強く、介護側が言葉を理解できないことがあります。
これは本当に多いですが、
介護士は看護助手ではなくサービス提供を行うパートナーなのです。
看護師の中にはドラマに観るような一刻を争う最先端の現場にいた方もいますし、その分指示出しや行動が素早く効率的であるため、介護士にはきつい言い方だと受け取られてしまうことがあるのです。
コンサルティングでよくお伝えすることですが、介護士さんは不器用な方が多いかもしれませんが、利用者思いで心優しい方が多いのが介護職である、このような認識を看護師に理解してもらうことが解決への一歩です。
【ナーシングホーム成功事例】
居室数20室のナーシングホームが売上1250万/月、利益率24%を達成した軌跡
▲ナーシングホーム経営における成功事例です。コラムでは失敗事例を中心にお伝えしましたが、この記事では成功している事例を学ぶことができます。
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この記事を書いたコンサルタント
久積 史弥
理学療法士として病院、介護会社の責任者を経験した後に船井総合研究所に入社。前職では訪問看護事業の営業、看護師・理学療法士など約30名のマネジメントに従事、高収益事業として組織を牽引した実績を持つ。 現在は、介護・医療・保険外と幅広い領域でコンサルティングを行う。新規事業の立ち上げの経験が豊富であり、資格者採用・育成による組織活性化、営業による顧客獲得を得意とし、事業推進の手腕に定評がある。