新人職員研修は業績アップに直結する

2018年2月26日配信

カテゴリ:
人材採用・育成・評価

もう早いもので、今年も2ヵ月が過ぎ、すぐに春の新人職員を迎え入れるシーズンになります。
毎年のことながら、この季節は「どのように新人を育成しようか」と、新人研修の方法に頭を悩まされる方が多いことと思います。
 
 
私どもが、もっともよくお聞きするニーズは、「“躾・マナー”をしっかりと身につけさせてほしい」というものです。
確かに、“躾・マナー”のような基礎の部分を学ぶ機会が介護業界の場合少なく、直接現場で感じてもらうというOJT形式が多いです。
 
しかし、具体的なスキルばかり身につけても、即戦力の新人職員になることはできません。
 
 
改めて、新人の研修において最も大事なことは何でしょうか。どうしても「どのように躾・マナーを徹底させるか」というところに目が行きがちですが、
そもそも研修は何のために行うのでしょうか。
 
 
色々とご意見はあるかと思いますが、私は「法人の戦力になってもらうこと」がひとつの大きな目的だと考えています。
 
 
その目的を果たすためには、「躾・マナー」の徹底のみならず、介護業界の現状(特に今年は医療・介護同時改訂の状況)や、その状況下で自分達はどう成長していけばいいのかというポイント、
働く介護施設の中で自分達がどのような立ち位置で仕事をしていけばいいのかといった、全体感を把握したうえで仕事を覚えていく必要があります。
 
 
そういった自分達の立ち位置を知ったうえで、自分達が貢献できるところを探していく主体的な動きが、利用者様の満足度アップ、ひいては介護施設の稼働率アップに繋がっていきます。
そういう点を早期に学び、習得してもらうことで、新人の成長は一気に加速します。
 
 
通常、業界のことを知らず、社会人経験もない新人が入ると、会社全体の生産性は落ちてしまいます。そのため、研修は「コスト」という位置づけで話をされる経営者様の方も多いです。
ところが、入ってきた新人に、その業界で働くうえで把握しておくべき情報、成長するためのポイント、稼働率アップのポイントなどを伝えられるような環境があれば、もともと法人が維持していた生産性を落とさずに経営できるようになります。
 
 
この部分が担保されることで、研修を「コスト」としてとらえるのではなく、法人の将来を築くための「投資」として考えることができるようになり、
その後の事業戦略と施設展開が組みやすくなります。つまり、研修のもっとも大切なポイントは、研修後にいかに成果を出せる職員を育成し、生産性のラインを落とさないかにあります。
これができれば、積極的に新人を採用し、事業が安定していく未来も描きやすくなると思います。
 
 
船井総研では、40年以上に渡って、業種別に特化したコンサルタントが企業の業績を上げるお手伝いをしてきました。
 
このノウハウを活かし、業種別の新人研修のカリキュラムを提供することで、新人の皆さんに躾・マナーを身につけていただくのはもちろんのこと、
早期に業界で活躍できる、法人の業績を上げられる職員になるポイントを徹底してお伝えしています。
 
 
この研修を受けて、3年で施設長を経験する新人が生まれている事例もあります。今後の自法人の新人教育を見直してみたい経営者様の方には、ぜひ利用していただきたいと思います。
 

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