財源確保に向けた方向性

2017年1月26日配信

カテゴリ:
入居施設

皆さん、こんにちは。
船井総合研究所の沓澤です。
 
2018年4月の改定に向け、社会保障審議会で協議が行われています。
その中で、利用者負担の増が案として出されています。
 
現役世代並み所得相当の高齢者については3割負担にすることが検討されています。
本人の合計所得金額が160万円以上の場合は2割負担。
それ以下の場合は、1割負担というのが現在発表になっている見直し案です。
 
これは、資料を読み解いていくと、要介護1と2の見直しの対案として出されている内容です。
つまり、負担額を増額させることで財源を確保していくことが狙いとなります。
 
負担額の増額は、現状の制度内容を維持していくのであれば、避けて通れないでしょう。
 
負担額の増額は、利用回数や入居率に影響を及ぼします。
単純に3割負担と言いますが、2割負担が3割負担になるだけでも150%の値上がり率となります。
 
そのため、サービスを利用する側からすると費用対効果をより意識することでしょう。
効果がなければ、余計な費用は払いたくないというのが消費者の心理です。
利用を制限する方も出てくることでしょう。
 
これらを踏まえると、今のうちに客数(利用者数・入居者数)の最大化を図る必要があります。
 
売上はどの事業についても、客数×客単価で決まります。
 
報酬が下がり、客単価が減少する中、客数までも下がってしまえば売上は大きく減少することになります。
 
来年1年間で稼働率と入居率の最大化を図ることを目指していただければと思います。
 
 


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今回の担当コンサルタント

医療・介護・福祉・教育支援部 在宅介護チーム チームリーダー

沓澤 翔太(クツザワ ショウタ)

デイサービスセンター、小規模多機能型施設、特別養護老人ホーム、高齢者住宅などの新規開設、収支改善、異業種からの介護事業への新規参入支援などを手がける。
現在は、デイサービスや高齢者住宅の利用者獲得や新規開設を中心にコンサルティングを行っている。
介護事業所のコンサルティング以外にも訪問診療の集患や介護食の販売コンサルティングなど介護事業所と関連する企業へのコンサルティング実績もある。

この記事を書いたコンサルタント

沓澤 翔太

デイサービス、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの新規開設、収支改善、異業種からの介護事業への新規参入支援などを手がける。現在は、主としてデイサービスや有料老人ホームの利用者獲得や新規開設を中心にコンサルティングを行っている。 介護事業のコンサルティングの他、療養病床の転換や訪問診療など、医療業界のコンサルティングや、医療器具の販売促進についても実績を持つ。

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