施設介護のコンサルティングをしています、沓澤 翔太です。
スタッフの離職は、サービス品質の低下に加え、大きく収益を悪化させる要因になります。
求人媒体の費用、新人育成期間の人件費、離職者の有給消化分の給与がかかるので、正社員ならざっと1人離職あたり100万円の費用が出ます。採用ができない場合は、さらに派遣コストがかかります。
離職を止めると業績は上がるのですが、しかし問題は、どうすれば退職の予兆がつかめるのか?ということです。
たとえば、日曜日の朝刊には、多くの地域で求人広告が入っていると思います。
新聞やチラシの束が休憩室にある施設は、退職の予兆が出ているサインです。
スタッフたちは休憩時間に、毎週欠かさず求人広告をチェックしています。周辺施設の募集条件や給与、何週連続で募集しているかまで、よく知っています。
スーパーのチラシに紛れて、求人広告が挟まっていませんか?
チラシでゴミ箱をつくるフリをして、求人広告を見ていませんか?
日曜日、休憩室やスタッフの会話には、気をつけてください。正しい場所に、正しいタイミングで見に行けば、退職の予兆は必ず見えてきます。
休憩室にコレが置いてあるのは、退職者が出る予兆です!
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- 人材採用・育成・評価
この記事を書いたコンサルタント
沓澤 翔太
デイサービス、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの新規開設、収支改善、異業種からの介護事業への新規参入支援などを手がける。現在は、主としてデイサービスや有料老人ホームの利用者獲得や新規開設を中心にコンサルティングを行っている。 介護事業のコンサルティングの他、療養病床の転換や訪問診療など、医療業界のコンサルティングや、医療器具の販売促進についても実績を持つ。