介護報酬の改定を受けて ~デイサービス編~

2015年6月23日配信

カテゴリ:
デイサービス

皆さん、こんにちは!
本格的に・・・暑くなってきましたね。。
脱水症状などが起こりやすい時期ですので、皆さんもお気をつけください。
この時期に入ると、ご利用者様の体調管理も大変だと思います。
しかし、現場職員さんたちのちょっとした働きかけで、体調不良者を抑制できる
側面もありますので、現場にもうまく働きかけて、まずはこの初夏を乗り切って
いきましょう!
それでは、本日のメールマガジン、どうぞご覧ください。
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【01】コンサルタントコラム
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■介護報酬の改定を受けて ~デイサービス編~
執筆者:船井総合研究所 医療・介護支援部 チームリーダー 沓澤翔太
介護保険制度の改定により、特にデイサービスは今回の改定で大きく点数が
引き下げられました。
今回はこの下がってしまった売上を如何にして取り戻すかということについて
お伝えさせていただきます。
売上は、客数×客単価で決まります。
そのため、売上を元に戻す、またそれ以上にするためには、客数を増やすか、
客単価を上げる必要があります。
本日は客数の増加に関してのみ、ご紹介したいと思います。
デイサービスの全国平均の稼働率は約70%と言われております。
つまり、全国平均で見た際にはあと30%もご利用者を増やすことが出来るの
です。
では、どうすればご利用者が増え、稼働率が高まるかということですが、
稼働率が70%以下のデイサービスでは営業の強化を図って下さい。
営業に行く時間を確保し、一ヶ月に30?40件居宅を訪問することが出来れば
確実にご利用者は増えることでしょう。
稼働率が70%以上のデイサービスでは営業の強化だけではご利用者は増えません。
それらのデイサービスは、営業を継続的に行うとともに、サービス内容の
見直しを図って頂きたいと思います。
競合との差別化を実施し、自施設の特長を明確にしなくてはなりません。
その上で通いたい、通わせたいと思えるサービスを提供する必要があります。
客単価を上げるための加算を取得するためには書類の作成など時間が必要
となるだけでなく、デイサービスの特長とは異なる加算を取得すると特長が
不明瞭となってしまいます。
まずはご利用者を一定数まで増やし、特長を明確にした上で取得していただ
くことが望ましいと言えます。

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【02】セミナー講座のご紹介
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■第6回利用者が集まるデイサービスづくりセミナー(連載シリーズ 2/4)
皆様こんにちは!船井総合研究所 医療・介護支援部の加藤さおりです。
遂に関東も梅雨入りしました。
そして今回は今年3月に開催された「第6回利用者が集まるデイサービスづくり
セミナー」の内容から『生き残るための施設づくり Part1』をお伝えしていきます。
◆デイサービスが実施すべき具体的な実施事項◆
1.要支援から要介護へのシフト
 →今後は要支援1、2、3の方を中心にサービス提供を実施
2.サービス力の強化
 →軽度者だけでなく、重度者へのサービス提供の実施
 →機能改善を目指したサービス提供の実施
3.コスト抑制
 →業務内容の見直し
 →人員配置の見直し
4.加算の取得
 →事業所評価加算、機能訓練加算等ストくできるものを全て取得する
5.総合事業の実施
 →収益事業として実施(土日や時間外で実施)
 →収益度外視の集客事業として実施(行政とのパイプづくり)
◆デイサービスに求められていること◆
・他の利用者と話がしたい!
・歩けるようになりたい!
・物忘れを少なくしたい!
・自分の時間が欲しい(家族)
・介護疲れを軽減したい(家族)
このようにご利用者やご家族が求めるサービス内容をいかに提供するのか?
それは、ニーズをサービスにし見える化する、
そして利用者のニーズに個別対応する、という事が必要になってきます。
◆機能改善の実施◆
認知症の改善、または身体機能の改善を目指すには
アセスメントの強化+目標の設定が大切です。
目標を達成するためのプログラムの構築と実施をすることで機能改善が見込まれます。
1.アセスメント
福祉の業界におけるアセスメントは、利用者が何を求めているのか正しく知ること、
そしてそれが生活全般の中のどんな状況から生じているかを確認することを指します。
例えば昔の趣味はなんですか?
もう一度やりたいことは何ですか?逆にやりたくないことは何ですか?
という項目が挙げられます。
家族構成などの情報だけでなく、
ご利用者の性格や嗜好が分かる内容のアセスメントを行います。
そしてそれを全ての職員が把握できるように情報を可視化するということが重要になってきます。
これは特定の職員だけが知っているという状況ではいけません。
全ての職員が把握している事が重要なのです。
2.目標の設定
上記にあるようなアセスメントにより聞き出した目標を可視化します。
その上で利用者が自ら行いたくなるような内容の実施をします。
実施の効果を明確にすることで目標と連動していきます。
またご利用者自身がやりたいことを踏まえてプログラムを提供するためには
どんな職員でもプログラムを提供できるようにしておかないといけません。
次回は、具体的な機能改善実施、プログラムの構築方法を記載した
『生き残るための施設づくりPart2』をお届け致します!!

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【03】介護関係のセミナー・研究会のご案内
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<介護サービス経営研究会(※初回参加無料)>
テーマ:全国の介護事業所 成功事例連発紹介!
/study/100457/
日 時:
・東京会場:8月21日(金) : 13時~17時
※初回無料でご参加いただけます!
★下記のメールアドレスまで、参加したい希望の旨をお知らせください
追って船井総研から連絡をさせて頂きます。
kaigo-keiei@funaisoken.co.jp

<セミナー情報>

◆放課後等デイサービス業活性化セミナー
/seminar/315507/
エリア:東京都
日 時:2015.06.29  開催
場 所:船井総合研究所 五反田オフィス
講 師:山本 貴大、奥野 泰弘

◆リハビリ特化型半日デイサービス新規参入セミナー
/seminar/315580/
日程・会場:
東京会場 7月21日(火)船井総合研究所 芝セミナープレイス
大阪会場 7月22日(水)住友ビル2号館
広島会場 8月4日(火) RCC文化センター会議室
熊本会場 8月5日(水) TKPガーデンシティ熊本
金沢会場 8月7日(金) 金沢勤労プラザ
講 師:奥野泰弘、岡田光了、小池彰誉

◆障害児通所支援事業参入セミナー
/seminar/315293/
日程・会場:
大阪会場 7月23日(木) 船井総合研究所 大阪本社
東京会場 8月6日(木) 船井総合研究所 東京本社
講 師:山本貴大、奥野泰弘

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この記事を書いたコンサルタント

沓澤 翔太

デイサービス、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの新規開設、収支改善、異業種からの介護事業への新規参入支援などを手がける。現在は、主としてデイサービスや有料老人ホームの利用者獲得や新規開設を中心にコンサルティングを行っている。 介護事業のコンサルティングの他、療養病床の転換や訪問診療など、医療業界のコンサルティングや、医療器具の販売促進についても実績を持つ。

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