業務に人をつけつけるという考え方で、仕事の効率化を図る

2018年9月11日配信

カテゴリ:
入居施設

こんにちは。船井総研の白石です。
 
現在日々の業務を割り振るにあたって、この人にはこの業務、
この人はこれが出来ないからこの業務などと
「人に業務をつけて」いませんか。
 
ただでさえ人手不足や休日の希望があったり、夜勤ができない人がいたり、
週に1日は休みがあるべき、夜勤に続けて入るのは良くない、といった勤務形態への
制約がある中で「人に業務をつける」スタイルでは、従業員それぞれが仕事を抱え込み、
業務の偏在が発生したり、従業員が休むと業務が滞るなどの弊害が発生してしまいます。
 
こうした弊害を避け、業務の迅速化を図るためにはどうすればよいのか
ということを今回お話ししたいと思います。
 
それは「人に業務をつける」ことを改め、「業務に人をつける」という方法です。
 
実際にどうするかというと、業務を可能な限り標準化・マニュアル化してしまいます。
そうすることで、担当者の不在をカバーできるようになります。ですが、
すべての業務を標準化・マニュアル化 できるものではありません。
各職場の実情に合わせて標準化・マニュアル化する対象業務を
よく検討して実施してください。
 
では具体的に「業務に人をつける」ことでどういったことが
可能になるかというと、
朝の送迎業務に3人、入浴業務に4人、利用者さんの休憩時は1人というように、
各業務に対して必要な人員を割り当てていく事が出来るようになります。
 
人の都合に合わせた業務分担ではなく、
業務の都合に合わせた人員の分担ができます。

こうすると業務のピーク時には必要な人員を、休憩などの人出が
かからないときには人員数を減らすことが可能になります。
 
業務の標準化ができると限られた人数でも与えられた業務を
こなすことできる
ようになるのではないでしょうか。
 
みなさんも是非一度、「業務に人をつける」といった視点で
施設の仕組み作りをされてみてはいかがでしょう。
 

介護サービス経営研究会

この記事を書いたコンサルタント

白石 一志

白石 一志

医療機器メーカーの営業職を経て船井総合研究所に入社。前職では、手術室の導線改善による業務改善および効率化、原価計算を用いての収益改善、新診療科の開設等を経験している。 現在は病院と介護事業のコンサルティングを担当している。

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