退職させない介護現場づくり

2015年1月22日配信

カテゴリ:
人材採用・育成・評価

昨今、人の定着が厳しい時代となっています。
でも採用は、求人広告をかければそりゃ集まります。
でかい広告を高い料金を支払って掲載すれば、そりゃいつもよりは多い数が集まり、なんとか人は採用できるものです。
しかし、先月募集して人を採用したのにすぐに退職しちゃったから・・・また求人広告・・・となると、どんどん広告費がつらくなってきてしまいますね。
なんだかんだといって、毎月求人広告をかけていると、簡単に年間100万円以上の出費となってしまうものです。
当たり前ですが、できる限り求人費用はかけない方が理想的な形といえるでしょう。
とはいえ、良い人財を採用するためには、ある程度の出費は必要ですが・・・
求人には余計な費用はかけたくない。
これに対応する一番の手段・方法は「退職させない」ということです。
大きな、つぼをイメージしてください。
このつぼに水を注いで、いっぱいにしようとします。
ところがこのつぼには、穴が開いています。
この穴から、どんどん水がこぼれ出て行きます。
こぼれて、つぼが空になるか、それでも水はいっぱになるか?
水でいっぱいにするためには、出て行く以上に水を注ぐというのは手段の一つでしょう。
しかし、それではあまりに水がもったいない。
もう一つの手段は、つぼの穴をふさぐことです。
そうすれば、水は流れていきません。
そして、一度いっぱいにしたこのつぼは、継続して水を注ぎ続ける必要もなくなります。
「つぼに注ぐ水」という例えで比喩しましたが、この「注ぐ水」というのが求人広告費用です。
たまっていく水が、採用した職員。
こぼれていく水が、退職者です。
そして、空いている「穴」が「退職の理由」です。
実は退職というものは同じ店舗の場合、同じ傾向の退職理由で退職している場合が非常に多いです。
つまり、同じ穴から水がこぼれていることが多いということです。
注ぐ水の量よりも、 穴をふさぐことが大切です。
であれば、つぼの穴をふさぎましょう。
では、どうすればこの穴を見つけられるか?
これを見つけるのが、面談です。
定期的な面談、実施していますか?
また、退職者が決まったとき、退職者面談、実施していますか?
面談は職場のマスト行事です!
まだ実施していないという店舗、施設は、ぜひ計画だてて実践してくださいね!
それでは本日はここまで(‘-^*)/

この記事を書いたコンサルタント

管野 好孝

管野 好孝

介護事業に特化しコンサルティングを行う。ケアマネージャー営業、稼働率向上、入居者獲得などの業績アップの提案の他、人財採用、人財教育、研修といったマネジメント支援、チーム作りや組織活性化のコンサルティングを行う。「施設の業績は職員のモチベーションで決まる」をポリシーとして自らも実践し、現場を活性化させるためのノウハウを惜しみなく提供している。

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