次回、報酬改定で共生型サービスの実施が検討されています。
同一の事業所において、介護保険サービスと障害福祉サービスを合わせて提供するというものがこの共生型サービスです。
制度の中身だけ見れば、別々に運営していたものを合わせて提供してもいいということですが、違った角度から見るとこのサービスの普及が人手不足の解消につながっていく可能性があります。
共生型サービスを進めるということは単に介護保険サービスと障害福祉サービスのご利用者にサービスを提供するということではありません。
この枠組みを通じてダイバーシティを進めていくということと捉えることが出来ます。
今まで高齢者と障がい者を「別けて」いたものを年齢や状況に関わらず、同時刻に同じ場所で受け入れる。
これにより、職員もご利用者もそれぞれの特性を学び、受け入れていくことが可能になるかもしれません。
まずは制度の枠組みですが、このサービスを通じてサービスの枠組みを越え、高齢者も障がい者も積極的に社会参加する時代がくれば、足りていない人手を補うことになるでしょう。
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今回の担当コンサルタント
介護・福祉グループ グループマネージャー チーフ経営コンサルタント
沓澤 翔太(クツザワ ショウタ)
デイサービスセンター、小規模多機能型施設、特別養護老人ホーム、高齢者住宅などの新規開設、収支改善、異業種からの介護事業への新規参入支援などを手がける。現在は、デイサービスや高齢者住宅の利用者獲得や新規開設を中心にコンサルティングを行っている。介護事業所のコンサルティング以外にも訪問診療の集患や介護食の販売コンサルティングなど介護事業所と関連する企業へのコンサルティング実績もある。