皆様
いつもお世話になっております。
株式会社船井総合研究所、地域包括ケアグループ
コンサルタントの武藤 慶太郎でございます。
お忙しいところ、こちらのコラムをご開封いただき、
誠にありがとうございます。
表題の件、
・営業まわりが出来ておらず、新規が増えない
・人員配置が適正化できず、人件費がかかって利益が残らない
・競合が多く、営業してもなかなか紹介がもらえない
運営されているデイサービスに
1つでもあてはまるようでしたら、是非お読みください。
43.9%のデイサービスが赤字
どんな事業所が赤字になっているのか?
厚生労働省所管の独立行政法人、福祉医療機構(WAM)は2025年6月27日に、デイサービスの経営状況に関する最新調査レポート『2023年度 通所介護の経営状況について』を公表しました。
2023年度に赤字だったデイサービスは全体の43.9%で、2022年度の48.8%に比べると改善傾向なものの、店舗の半数近くが赤字という状況です。
平均要介護度や職員の年収などについて、赤字事業所の平均値と黒字事業所の平均値が公表されており、一部をまとめると次の通りです。
稼働率
赤字事業所:63.9%
黒字事業所:73.7%
開設からの経過年数
赤字事業所:17.8年
黒字事業所:16.1年
要介護度
赤字事業所:1.79
黒字事業所:1.85
利用者単価
赤字事業所:9,346円
黒字事業所:9,555円
利用者10人当たりの従業員数
赤字事業所:5.93人
黒字事業所:5.08人
職員の年収
赤字事業所:373万円
黒字事業所:354万円
個別機能訓練加算Ⅰの算定率
赤字事業所:70.4%
黒字事業所:80.2%
これ以外にも、長く運営するほどにデイサービスの利益率が下がっていくこと
(5年以上10年未満が最も高く、25年以上が最も低い)や
定員数の2.5倍以上の登録者を確保しているデイが黒字になっていること
認知症対応型デイサービスは、赤字事業所割合が37.3%で全体に比べて赤字割合が低いということ
等が調査分析されています。
営業のうまいヘタ以前に、赤字になりやすいデイの特徴として
老舗・スタッフ年収が高い・人員を手厚く配置している・加算が取れていない
というようなことがあるようです。
では、黒字になるにはどうすればよいのでしょうか
そもそも自社にあった集客戦略はとれているのか?
採用や定着に力を入れるほうがいいのか?
人員配置を適正化するための業務フロー整備が急務なのか?
他業態、もしくは別形態のデイサービスへビジネスモデルを転換するべきなのか?
成功しているデイサービスはいま、何をしているのか?
今回、年1回の特別版、デイサービス経営応援企画として
デイサービス時流予測セミナー~経営者が知るべき生き残り戦略~
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この記事を書いたコンサルタント

武藤慶太郎
介護、歯科医療、人材紹介、地方創生等の業界を経てシニアライフコンサルティングチームに所属。新規事業開発の経験が豊富であることを特徴とするコンサルタントであり、現在に至るまで50社以上の公的介護・医療保険外事業の新規開設や、デイサービス・訪問看護・小多機/看多機の立ち上げに携わる。マーケティング戦略に強みを持ち、中でも「Webマーケティング」においては業界問わず定評があり船井総合研究所自体のWebマーケティングも担当している。戦略立案から、具体的な広告戦略、サイト改善までWeb全般のサポートを行う。