明日からできる評価制度の機能のさせ方
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船井総合研究所の三浦基寛です。
本日は【明日からできる評価制度の機能のさせ方】
をお伝えいたします。
職員へのフィードバックが苦手・・・
評価制度が機能していないと感じる法人・施設の共通点は
評価者から職員への”フィードバックが苦手”という点です。
評価者がフィードバックへの苦手意識が強いと
心の中でこんなことを考えているはずです。
『 職員につっこまれたら説明がつかないから、
とりあえず真ん中のC評価にしておこう・・・ 』
こうなると、職員評価に差が生まれなくなり
経営者は『 評価制度が機能していない・・・ 』
と感じるようになります。
別のコンサルティング会社に依頼して、評価制度を変えても
同じことが起こります。
つまり『 フィードバックが苦手 』を解消しない限り
良いと感じる評価制度運用ができないのです。
評価制度を機能させたい方は、
明日から、これを実施してください。
評価者に毎月、職員ごとのフィードバック用メモを取らせてください。
メモのフォーマットはエクセルです。
・評価項目を記載
・縦軸に職員名
・横軸に●月
メモする内容は下記です。
①評価を上げるような行動
②評価を下げるような行動
慣れないうちは管理者会議などで、
15分程度まとまった時間をとって毎月書かせるようにしてください。
評価のフィードバックの時期に
このメモをみなおして、
『 この人振り返ると接遇の項目、何回も注意してるわ 』
となり、低い評価をつけることができます。
またフィードバックの際にも
『 1月も2月も3月も毎月注意されてて、治ってないよね?これはさすがに評価Dです。 』
というように根拠を説明できるようになります。
フィードバックが苦手な方の多くの原因は実は『 覚えていない 』ことにあります。
これが解消するだけで、フィードバックの苦手意識が解消します。
すると、評価制度が機能していると感じられるようになります。
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この記事を書いたコンサルタント
三浦 基寛
介護業界のコンサルティングに特化。介護施設・有料老人ホームの『業務標準化』 『スタッフ定着・離職防止』『リーダー・管理者育成』を中心とした組織づくりや生産性向上のコンサルティングを得意とする。人手不足・採用難時代の中で、経営者・事業部長・管理者・リーダーといった法人内の各階層の役職メンバーを巻き込みながら、成功事例を基に手堅くコンサルティングを実施している