失敗しない!看護小規模多機能へ転換する正しい手順

2020年2月13日配信

カテゴリ:
小規模多機能

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みなさん、こんにちは。
船井総研の森永顕成です。

小規模多機能を運営している事業所様向けにメールマガジンをお届けいたします。

弊社のホームページやセミナーでお会いした経営者の方からいただくお問い合わせの中に「小規模多機能がうまく運営できないから、看護小規模多機能へ転換しようと思っているのですが、実際に上手くいっている成功事例はありますか?」という問い合わせが最近よくあります。

結論から言うと、成功事例はありません。理由は、看護小規模多機能が小規模多機能の上位互換モデルだからです。小規模多機能の運営体制が構築できていない段階で上位互換モデルに転換し、看護師のマネジメントをしながらターミナルケアにもトライしていくのは、並大抵のことではありません。転換後に利用者負担の増加による利用者離れがおき、看護師の人件費アップにより、赤字が膨らむケースがほとんどです。

それでは、どうすればよいのか?
失敗する転換の流れと成功する転換の流れは、以下の通りです。

× 失敗する転換の流れ
STEP1:小規模多機能の運営に苦戦
STEP2:単価アップを狙い、看護小規模多機能に転換

〇 成功する転換の流れ
STEP1:小規模多機能の運営に苦戦
STEP2:小規模多機能の運営体制を構築・収益化を実現
STEP3:看護師を採用(看護職員配置加算Ⅰを算定)・客層を中重度へシフト
STEP4:病院からの紹介率が40%超・中重度シフトが完了(平均要介護3.0超)
STEP5:看護小規模多機能へ転換

つまり、小規模多機能で苦戦している事業所は転換すべきではないですし、小規模多機能の運営体制が固まっていて好調な事業所は常勤専従看護師を採用することからスタートするのがお勧めということになります。上記を参考にし、皆様の事業所がどのフェーズにあるのかを確認した上で、今後の方向性を定めていただければと思います。

最後に、セミナーのご案内です。
厚生労働省のモデル事例紹介の第一に紹介され、日本全国にこのモデルを広げるための講演活動や視察なども積極的に受け入れるなど、業界の第一人者としても知られている株式会社つつじが丘在宅総合センター様をゲストスピーカーとしてお迎えしたセミナーを開催します。『地域を丸ごとケアする』を信念とし、医療と連携した独自の運営手法によって、重度者の在宅介護を実現可能にされており、幅広い在宅介護のニーズを掴むことに成功されています。ご興味をお持ちの方は是非ご参加いただければと思います。

看護小規模多機能転換セミナー特設ページ

https://www.funaisoken.co.jp/seminar/057790

看護小規模多機能転換セミナーDM
https://www.funaisoken.co.jp/files/pdf_seminar_057790.pdf

東京会場
2020/03/19 (木) 13:00~16:30
TKP東京駅セントラルカンファレンスセンター
《JR山手線「東京駅」八重洲中央口 徒歩1分》

大阪会場
2020/03/26 (木) 13:00~16:30
株式会社 船井総合研究所 淀屋橋セミナープレイス
《地下鉄 御堂筋線「淀屋橋駅」10番出口より徒歩3分》

この記事を書いたコンサルタント

森永 顕成

新卒で船井総合研究所に入社。 専門はデータと事例を活用したシニア関連事業の 戦略策定と実行支援コンサルティング。 既存事業の収支改善、高収益化支援を得意としており、 中小・中堅企業から地域一番企業まで 幅広いクライアントの経営支援を行なっている。

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