介護業務を効率化するChatGPT実践活用事例
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いつもご覧いただきありがとうございます。
船井総合研究所の改正です。
前回のメルマガでは、ChatGPTが介護職員の業務負担を軽減するために有効なツールであること、その活用方法の一部についてご紹介しました。
今回はChatGPTをより幅広い業務に応用するための手法をご紹介します。
具体的な実践方法を学べるセミナーもご案内しますので、ぜひ最後までお読みください。
先を行く法人のChatGPT活用法
生成AIの普及に伴い、ChatGPTを導入する介護事業所は増えています。
すでに日常業務にChatGPTを取り入れ、業務効率化を実現している事業所もあります。
こうした事業所ではChatGPTの基本的な活用方法に留まらず、自身の事業所に適応させた応用的な活用を進めています。
今回ご紹介するのは、そうした応用の中で開発された3つの活用方法です。
①電話対応マニュアル作成
・手法:電話対応中の音声をChatGPTに読み込ませ、ChatGPTで接遇内容を
校閲した上で、電話応対のフローをマニュアル化した。
・導入前:各職員の応対内容にバラつきがあった。
・導入後:事業所内で統一された対応方法が確立され、新人職員からベテラン職員まで
同じ基準で応対できるようになった。
現場管理者の声ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今まではお客様からの電話対応に関してベテラン職員のみしか対応ができず、
既存職員からは「新人に任せたいけど、質の面が不安で…」と声が出ていました。
新人職員からは「マニュアルがあればそれを見てできると思うんですけど…」
という声が出ていて、”誰がいつマニュアルを作るのか”という段階で
進んでいませんでした。
ChatGPTを活用すればこんなにも早くテキスト化できるのかと感動しました。
早速作成したフローをもとに新人職員の研修を行ったところ、
スムーズに電話対応できているようです。
②研修管理表作成
手法:職員の研修受講状況を確認するための項目を洗い出し、ChatGPTでExcel形式の表を作成した。
導入前:一回あたり30分で作成していた。
導入後:一回あたり10分で作成できるようになり、修正も新たな項目をChatGPTに読み込ませるだけで済むようになった
人事部長の声ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そもそもExcelファイルで出力できることを知らなかったのでびっくりです。
私は人事担当者として法人全体の研修を企画、管理していますが、
受講者の受講態度やワークの点数などをまとめて人事評価に活用する
仕組みを作ろうと思案していました。
しかし、手入力で表を作るのは時間がかかりすぎるためGPTを活用して、
全受講者のデータを一括作成することが可能になりました。
以後、毎回GPTに頼りきりです。
③研修確認テスト作成
手法:研修資料をChatGPTに読み込ませて問題を考案し、ChatGPTとGoogleフォームを連動させテストフォームを作成した。
導入前:1回のテストあたり90分で作成していた。
導入後:1回あたり15分で作成できるようになり、5回分の確認テスト作成で約6時間半の工数が削減された。
現場主任(リーダー)の声ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現場のシフトに自分自身も介護職として入りながら、
毎月行われる介護研修の確認テストを作ることは正直とても負担でした。
時には残業してまで作成することも…。
研修のPDFテキストをGPT読み込ませて「選択式の4択テストを10問作成して」
という指示をしたところ、私が作ったものと遜色ない物があっという間に完成。
それから研修テストづくりのために残業しなくてよくなりましたし、
受講する職員は生成AIを使って問題を作ったことに誰も気づいていません。
このように適応が進んでいる事業所では、単なるテキスト生成AIではなく、業務効率化の強力なツールとしてChatGPTを活用しています。
基礎から応用までChatGPTの活用方法を学べるセミナー
来月、船井総合研究所では、介護事業向けに特化したChatGPTの活用方法をお伝えするセミナーを開催します。
ChatGPTの基本的な使い方から、今回お届けしたような実践的な事例まで、介護事業所での活用ポイントを詳しくお伝えします。
複数日程での開催となりますので、ぜひご都合の良い日程でご参加ください。
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【来月開催!】介護業界特化 ChatGPT活用で生産性2倍セミナー
日程:2月10日(月)、2月12日(水)、2月14日(金)、2月18日(火)
時間:13:00~15:00
会場:オンライン
〈お申込み・内容確認用URL〉
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/123308
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