新型コロナウィルスの感染が収まり、緊急事態宣言が解除されました。
しかし第2波、第3波を予測して、介護施設では年内まで外部事業者の入室禁止を検討している施設も多くなってきています。そこで今回は、介護施設が外部サービスを内製化し収益性を高める上での検討事項をお伝えいたします
多くの介護施設が外部サービスの内製化を進めている理由
以下のような3つの理由で内製化を進めています。
①施設内の感染リスクを抑えるため
外部事業者は、施設以外の利用者にもサービスを提供しているため感染のリスクがあります。そのため、自社でサービスを内製化することで外部からの感染のリスクを抑えることがでます。
②利用者の満足度の低下を抑えるため
外部事業者の入室禁止により、利用者は外部サービスが使えない状況にあります。このような状況が続くと、利用者の満足度が低下する恐れがあるため、対策する必要があります。
③利益を上げるため
これまで外部事業者に利益が上がっていましたが、これを機に内製化することで自社に利益が入ります。
外部サービスを内製化するうえでの3つの検討事項
外部サービスを内製化するうえで、検討すべきことは3つあります。
①ニーズはあるか
そもそもニーズがあるサービスでないと利用してもらえません。そこで、施設利用者の多くが利用しているサービスを内製化することをお勧めします。そうすることで、確実にニーズがあるサービスを始めることができます。
②投資額は適正であるか
投資が高いものは投資回収の期間が長くなる可能性があります。そのため低投資で始めることができるサービスを選択する必要があります。
③収益はでるか
ニーズがあったとしても、収益性を確保できなければ事業としては成り立ちません。事業単体としての収益性も視野に入れておく必要があります。
介護施設が外部サービスである訪問鍼灸・マッサージを内製化した事例
実際に、介護施設を運営している企業様が訪問鍼灸・マッサージを内製化し、利用者のADLの向上と早期収益化を実現しています。ここで、事例を一つご紹介いたします。
★ 大規模介護会社《訪問鍼灸マッサージの内製化》
訪問鍼灸マッサージを内製化し、たった3ヵ月で利用者45名、月売上180万円を達成。介護保険外の収益の柱を構築しています。
訪問鍼灸マッサージは痛みや痺れの緩和に特化した医療保険内のサービスです。営業スタッフ1名からスタートすることができ、初期投資は60万円以下、営業利益は30%を見込めるサービスです。また痛みや痺れを抱える利用者へサービスを提供することで、収益の向上だけではなく、利用者の満足度とADLの向上も実現しています。
訪問鍼灸事業新規参入セミナーの開催
今回、上記で紹介した事例企業様をゲストとしてお迎えし、『訪問鍼灸事業新規参入セミナー』を開催いたします。ご興味がある方は以下のURLより詳細をご覧ください。
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