介護保険に頼らない“第二の収益柱”──注目のブルーオーシャン事業とは?
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船井総合研究所の杉浦です。
介護・シニア事業を運営されている皆さまの中には、
こんなお悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。
「既存事業の売上が頭打ちになってきた」
「介護保険の限度額がネックになり、広がりが持てない」
「利用者は増えているのに、利益が残りにくい」
「次の収益の柱を模索しているが、良い選択肢が見つからない」
このような状況下で、今、注目されているのが
【訪問鍼灸事業】という新しい在宅支援のモデルです。
医療保険を活用した“介護保険外収益”モデル
訪問鍼灸は、国家資格を持つ鍼灸師が高齢者のご自宅や施設を訪問し、慢性的な痛みやしびれといった症状に対して、医療保険を活用して施術を行うサービスです。
通院が難しいご高齢者や、リハビリ以外の選択肢を求めている方にとって、安心して受けられる医療的ケアとして注目を集めています。
高齢化の進展とともに、「痛みをどうにかしたい」「できれば薬に頼りたくない」といった声は増加傾向にあり、訪問鍼灸はまさにその「声なきニーズ」に応える在宅支援型サービス**として拡大しています。
介護事業者の参入が相次いでいる理由
この事業が今、全国で注目されているのには明確な理由があります。
以下のような点が、経営者から「次の柱」として評価されるポイントです。
・初期投資が60万円以下と小さい
開業時に必要な資材や設備が少なく、鍼灸師と営業体制があればすぐに開始できるため、資金リスクが非常に低い。
・営業利益率が高く、ストック型モデルで安定収益
施術は月4~10回の継続利用が基本。利用が積み上がるほど売上が安定しやすく、利益率は25%を超えるケースも多い。
・医療保険適用のため、介護保険枠を圧迫しない
介護保険とは別枠でサービス提供が可能なため、既存の訪問介護・通所介護などと併用しやすく、介護保険の限度額に依存しない新たな収益モデルとなる。
・「痛みをなんとかしたい」というリアルなニーズに直結
薬では対処しきれない慢性痛、整形疾患によるしびれなど、現場でよく耳にする困りごとに直接アプローチできる。
・地域密着型で、信頼と社会性を兼ね備えた事業
高齢者宅に直接訪問することで、家族や介護職とも自然に関係性が築ける。地域とのつながりが深まることも多く、社会的意義が高い。
少人数・低コストでも成果が出る仕組み
訪問鍼灸は、少人数体制でも運営可能であり、特に人手不足に悩む介護・医療業界において無理なく始められる実行可能な選択肢として評価されています。
また、医療保険制度に対応するため制度的にも認知が進みつつあり、国が掲げる「重度化防止」や「在宅支援の推進」という方向性とも合致したモデルです。
こうした背景もあり、これからの高齢者マーケットにおいて、訪問鍼灸は「新しい収益軸」かつ「社会的課題の解決策」として、大きな可能性を秘めていると言えるでしょう。
まずは、全体像を知ることから
訪問鍼灸事業の全体像と具体的なビジネスモデルを、
図解・データ・制度背景を交えてわかりやすくまとめたレポートをご用意しています。
また、
・訪問鍼灸が選ばれる理由
・初期費用、収益構造の詳細
・医療保険適用の仕組み
・導入に必要なステップと注意点
などを網羅的にまとめておりますので、
「まずは全体像を把握してみたい」という方にぴったりの内容です。
ぜひ皆様、ご一読ください。
初期投資60万円以下、利益率25%超!
群雄割拠のシニア事業におけるブルーオーシャン事業

この記事を書いたコンサルタント

杉浦 惇史
愛知県名古屋市出身。 新卒で船井総合研究所に入社。 入社後は、地域包括ケアグループに従事。 シニア事業の新規事業開発専門の経営コンサルティング部署であり、「老後の住まい事業」と言われる老人ホーム紹介事業やシニア向け空き家活用事業、身元保証事業の立ち上げを専門としている。 現場とのやり取りは毎日欠かさず、各社営業マンからも毎日の業務報告を受け、「どうやったらできるか」をモットーに、年間 365 回 PDCA を回すことを自身ともに現場レベルで浸透させる。