びっくり事例！医療法人を母体に持たない精神科訪問看護新規立ち上げ

2024年7月1日配信

カテゴリ：: マーケティング新規参入訪問鍼灸障がい者就労支援障がい福祉介護

今回のコラムは「新規事業の立ち上げびっくり事例！」のご紹介です。
医療法人を母体に持たない会社が、精神科訪問看護を立ち上げて
利用者100名超、看護師1人当たりの生産性100万円に迫るほど
急激に成長されている法人様です。

では、早速をご紹介いたします。

【市場】
・地域：九州
・市の人口：約30万人

【事業概要】
・訪問看護

【創業時のメンバー】
・看護師3人(※全員精神科の経験はなし)

次は、経営者へインタビューした内容をお伝えします。

精神疾患を抱える方の支えになりたい
しかし、順風満帆なスタートではなかった

経営者は自身が精神疾患を発症し、精神科を持つ病院に入院、生きる希望を完全に見失っていた時期が過去にありました。当時の主治医や看護師、友人のお陰もあり社会復帰につながりましたが、症状が回復するにつれ、自分と同じように精神的に不安がある方の支えになりたいという想いが次第に芽生え、訪問看護ステーションの立ち上げを決意しました。

しかしながら、開設時期(2020年)が新型コロナウイルスの蔓延と重なり、営業を実施することすらできない、看護師は全員精神科未経験でのスタートという事で不安だらけのスタートでした。

現在の成功に至るまで

そのような状況でしたので、利用者を増やすということで意識していたのはどのような症状の方でも断らないということです。
今でも、行政機関から地域で重症・困難事例と表現される方をご紹介いただいき、担当することが多いですが、利用者1人1人に対して真摯なケアを積み重ねていきました。重症・困難事例を受け入れるということについては当時の不安は大きかったですが代表自身の経験と重ね合わせ、私たちのステーションが引き受けることでご利用者様の将来に必ず繋がると信じていたため、1人1人に丁寧な対応を継続していきました。

中には社会復帰に繋がるようなケース等、明確な改善事例も自社の利用者から発生し、そのような日々の対応、実績が口伝えで広がり、相談支援事業所や行政機関等、地域の専門職から直接依頼をいただくことが増えていきました。

地域からの評判が蓄積されたことが、採用面にも良い影響をもたらしました。職員の紹介から、うちで働きたいといったありがたいお声をいただくことも増え、現在は看護師が10名以上在籍、看護師採用に大きなコストはかかっておりません。
今後の展望としては、山の中といった通常医療が届きにくいエリアにも自分たちの医療を届けたいと考えているため、現在は既存事業の基盤安定化・拡大に取り組んでおります。

インタビュー内容はここまでです。
今回は医療法人を母体に持たない法人が精神科訪問看護の立ち上げで飛躍を遂げた
事例をご紹介させていただきました。
お読みいただきありがとうございます。

本コラムは以上ですが、コラムの中でご紹介させていただいた事例企業様を講師に
お招きしたセミナーを開催いたしますので是非ご参加いただければ幸いです。