なぜ、満室施設なのに儲からない? 満室経営に潜む「利益の漏れ」を防ぐ方法

2025年10月20日配信

カテゴリ:
その他

皆様、こんにちは。
いつも、私どものコラムをお読みいただきありがとうございます。

「ベッドは常に満床。なのに、なぜか利益が思うように伸びない…」
もし、あなたの施設が住宅型有料老人ホームやサ高住なら、
それは「利益の漏れ」が起きているサインかもしれません。

今回のコラムでは、その「漏れ」を塞ぎ、施設を高収益化させるため
の2つのステップをご紹介します。

ステップ1:まずは「足元の収益」を固める

多くの施設で見過ごされがちなのが、「本来請求できるはずのサービスが、プランに反映されていない」という問題です。

例えば、入居者様の状態変化に合わせて、もっと手厚いケアが必要になっているにもかかわらず、以前のままのプランでサービスを提供し続けている。これは、実質的に「無料サービス」を行っているのと同じことです。

まずは、入居者一人ひとりの介護保険単位数が、今の状態に本当に見合っているかを確認することから始めてみてください。
ポイントは、看護や介護の管理者を集めて定期的に「サービス検討会議」を開き、客観的なデータに基づいてプランの見直しを検討すること。
そして、その必要性をケアマネジャーやご家族に丁寧に説明し、
理解を得ることです。 この地道な取り組みが、施設の収益基盤を
大きく改善します。

ステップ2:「事業モデルの進化」で収益の天井を破る

とはいえ、「うちの施設は自立度が高い方が多く、これ以上プランを
見直すのは難しい」というケースもあるでしょう。
そこで次の一手としてご検討いただきたいのが、「ナーシングホーム」
という高付加価値モデルへの転換です。

これは、既存の施設に訪問看護の機能を加え、「介護保険」と「医療保険」という二つの収益エンジンを持つビジネスモデルです。
これにより、従来の施設では対応が難しかった医療依存度の高い方も
受け入れられるようになり、収益の天井を大きく引き上げることが
できます。

事実、ナーシングホームに参入された経営者様の多くが、
「介護保険収益の限界を超えるため」「看取りまで対応できる施設へ
進化するため」という明確な目的意識を持って、
この決断をされています。 今の施設運営の延長線上に、
明るい未来が描ききれないと感じている経営者様にとって、
これは非常に有効な選択肢となるはずです。

とはいえ、頭で理解するのと、現場で実行するのとでは
大きな違いがあります。 「具体的に、どうやってプランの見直しを
進めればいいのか?」 「重度の方を受け入れるには、どんな
人員体制が必要になるのか?」

こうした現場レベルの疑問にお答えするため、この度、Webセミナーを企画いたしました。 セミナーでは、実際に住宅型・サ高住から
ナーシングホームへ転換し、収益改善に成功した法人様の事例も
交えながら、明日から使える実践的なノウハウを詳しくお伝えします。

報酬改定を見据えて新しい一手を模索されている方、
ナーシングホームという言葉が少しでも気になった方は、
ぜひこの機会にご参加ください。

【応用実践編】ナーシングホーム攻略セミナー




【開催日程】

■オンライン
2025/10/20 (月) 10:00~12:00
2025/10/21 (火) 10:00~12:00
2025/11/12 (水) 10:00~12:00
2025/11/13 (木) 10:00~12:00

この記事を書いたコンサルタント

船井総合研究所 介護コンサルティングチーム

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