お読みいただきありがとうございます。
元施設長コンサルタントの
鈴木 康祐です。
本日は、
介護の施設長育成に関するコラムを
お届けいたします。
また、船井総研では
介護事業所の経営者・管理者の皆様を対象に
【無料経営相談】を受け付けております。
ぜひ最後までお目通しください!
管理職としてのレベル
1,000人以上の介護施設長と出会ってきましたが
その中で「管理職としてのレベル」は様々であると
実感しています。
私の経験則ではありますが
5つのレベル分類をしました。
皆様の法人の施設長がどのレベルに
該当するかチェックしてみてください。
◆施設長レベル1(現場型)
→数字管理や収支への意識はまだ低く、
日々の運営や現場安定が中心。
収支や稼働率は「参考」で見ているが
自発的な改善策は少ない。
◆施設長レベル2(指標反応型)
→稼働率や収支などの基本数字への関心が芽生え、
損益数字を「見る習慣」はできる。ただ赤字や
稼働低迷時は上司指示で対応、改善策実行の
自主性は弱い。
ーーーーーーーーー大きな壁ーーーーーーーーーーーー
◆施設長レベル3(数値運用型)
→月次で明確に収支・利益・稼働率を把握し、
施設主体で改善策(販促・コスト削減等)を立案
実行する意識がある。「稼働率○%達成」「損益目標」の
報告、根拠ある販促計画やコスト提案ができる
◆施設長レベル4(利益創出型)
→収益最大化と高効率運営について的確な
戦略立案・実行ができ、法人全体/複数拠点への
波及も考慮する。利益目標の安定達成、
複数指標を管理し横断施策(営業強化・
人件費最適化等)を実施。
◆施設長レベル5(経営参画型)
→施設単独ではなく、法人の経営方針・
事業計画策定にも参画。全体最適視点で
投資判断や次世代育成も担う。
全施設利益貢献率、「新規事業・M&A」
提案、経営会議での予算案作成や
リーダー育成実績あり。
・・・・・・いかがでしょうか。
平均レベルが3を超えている法人であれば
ある程度は管理職が自走できており
経営者の方も経営者としての仕事に
専念できているのではないかと思います。
しかし、レベル1~2がボリュームゾーンで
ある法人は注意です。
なぜならレベル3に到達できていない
施設長の問題は「インプット不足」である事が
多いためです。
経営(数値・マネジメント・集客・サービス)
に関して「これが正解」という前提知識が
不足しており、かつ自分自身で本を買ったり
セミナーに参加したりして知識を身に着けるような
気概もない状態と考えられます。
もしこのレベルを脱することができていない
法人であれば、ずばり「管理職向けの研修」を
一度真剣に実施する事をおすすめします。
前提知識がない状態で
「稼働率を上げろ」「会議で課題と対策を発表しろ」
という指示をしても潰れるだけになってしまいます。
自分で知識のインプットができない人材でも
法人が1人前に育て無ければならない時代。
福利厚生として、管理職に学びの機会を
与えることが組織の持続的成長に繋がります。
船井総合研究所では
「今日から管理職の意識が変わる」
だけではなく、
「入居率アップ、稼働率アップ、離職率改善」
に直接繋がるような
実践的な研修を実施しています。
法人の課題に合わせて構築する
オーダーメイドな施設長研修です。
上記の内容や課題に当てはまる法人の
経営者様は、リンク先よりお気軽に
お申し込み、ご相談ください。
研修・育成・採用・評価に関する
相談など無料でお話しさせていただきます。
◆無料経営相談◆

コンサルタント紹介

従業員数1500名規模の医療法人に新卒入社し介護部門に従事。
法人史上最年少の23歳で有料老人ホームの施設長を務める。不振施設の立て直しを得意としてマネジメント業務に携わる。離職率50%超えの施設を1年で離職率5%まで改善させ、、、
この記事を書いたコンサルタント

鈴木康祐
従業員数1500名規模の医療法人に新卒入社し介護部門に従事。法人史上最年少の23歳で有料老人ホームの施設長を務める。不振施設の立て直しを得意としてマネジメント業務に携わる。離職率50%超えの施設を1年で離職率5%まで改善させる。120床規模の新規施設の入居率を半年間で100%にする等の実績が評価され、介護部門のエリアマネージャーに就任。 船井総研入社後は、介護業界に特化し【マーケティング:集客、営業・人財採用】【マネジメント:管理者育成・研修・人事制度・教育体制構築】など幅広いテーマで組織活性化のコンサルティングを実践。業界経験があるからこそ現場の事を理解し、巻き込みながら 動かしていくスタイルが多くの経営者から支持を得ている。