【業界動向】ナーシングホームは無くなってしまうのか
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今年に入って、介護業界ではナーシングホームやホスピスにおける
「不正請求」の報道が相次ぎ、大きな波紋を呼んでいます。
特に医療保険の算定基準に対する関心がこれまで以上に高まり、
不安を感じている経営者の方も少なくないのではないでしょうか。
~~今、ナーシングホームで何が起きているのか? 不正の実態に迫る~~
問題視されているのは、訪問看護サービスの提供実態と請求内容の乖離です。一部のナーシングホームでは、利用者の実際の病状や必要性に
関わらず、画一的な訪問回数やサービス内容で請求が行われていたという
実態が指摘されています。
これは、本来個々の利用者の状態に合わせて柔軟に提供されるべき
訪問看護の理念に反するものであり、保険制度の適正な運用を著しく
阻害する行為です。
しかし、ここで強調したいのは、ナーシングホームというビジネスモデル
自体に問題があるわけではないということです。問題の本質は、
その運営方法、特に保険の算定ルールに対する認識不足や、
意図的な不正行為にあります。
病床減少時代における「ナーシングホーム」の必然性と未来
超高齢社会が本格化し、病院の病床数が減少していく中で、医療依存度の
高い高齢者を受け入れる場所は間違いなく必要とされています。
住み慣れた地域で、医療ケアを受けながら最期まで安心して暮らせる
ナーシングホームやホスピスは、地域包括ケアシステムの中核を担う
重要な役割を果たすサービスです。
質の高い医療・看護ケアを提供し、住まいとしての機能も兼ね備える
ナーシングホームは、今後の社会においてますますその存在価値を高めていくでしょう。だからこそ、一部の不正によってそのサービスの信頼性
全体が損なわれることは、業界全体の損失に繋がりかねません。
不正が横行している現状だからこそ、これからナーシングホームへの
参入を考えている経営者の方々、あるいは既に運営されている方々には、保険制度を正しく理解し、適正な運営を徹底することの重要性を改めて
ご認識していただきたいです。
地域から真に必要とされ、信頼されるナーシングホームを築くためには、保険算定のルールを遵守した上で、質の高いケアを提供し続けることが
不可欠です。
そこで、船井総研では、ナーシングホーム・ホスピスの正しい運営の
在り方について解説するセミナーを開催します。
これから新規参入を検討されている経営者の方々、あるいは既存事業の
運営改善を目指す皆様は、ぜひのセミナーをご視聴ください。
【業界動向】ナーシングホーム徹底解説セミナー

セミナー開催日時 ※全日程オンライン
2025/06/25 (水) 10:00~11:30
2025/06/26 (木) 10:00~11:30
2025/07/14 (月) 10:00~11:30
2025/07/15 (火) 10:00~11:30