【コロナ特集】コロナ禍のデイサービス経営論

2020年6月10日配信

カテゴリ:
デイサービス

自費リハビリ事業の新規参入レポート

はじめに

“コロナ禍のデイサービス経営”の特別記事として
コロナ禍の今、実際にデイサービスが進めていることの中から
具体的な業績アップ経営手法をご紹介します

特に今回は
“キャッシュポイント(収益を生み出す機会)の複数化”という
これまでになかった観点から“業績アップ”を狙う方法を扱います

言い換えると
今の利用者さんに対して
コロナ下で忌避(自粛)されがちな“集団訓練”以外の収益機会を生み出すための
投資いらずの経営施策についてご紹介します

※【コロナ禍のデイサービス経営の他の記事】“検温や換気設備の導入に関する内容”は下記の記事にてご紹介しておりますので、こちらをご覧くださいませ。
URL:https://kaigo-keiei.funaisoken.co.jp/kaigo/mail_magazine/%e5%89%8d%e9%80%b2%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e9%80%9a%e6%89%80%e4%bb%8b%e8%ad%b7%e6%96%bd%e8%a8%ad%e3%81%8c%e6%97%a2%e3%81%ab%e5%a7%8b%e3%82%81%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8/

結論から述べると、、、

第一章がもったいぶった感じになってしまったので、結論から述べると

完全マンツーマン(リハビリ)対応型デイサービスへの移行です

コロナと共に生きる現代にあっても、経営業績アップを狙うために
集団訓練の一本槍ではない、完全マンツーマンのリハビリニーズに対応できるデイサービスへの移行が始まっています

とはいえ、煩雑な制度的な申請や、既存のデイサービス経営への影響は基本的にございません
実際にやることは、自費のリハビリサービスを、デイサービスの商品ラインナップに加えて頂く、その上でまずは手順に沿ってトライアルを進めて頂くだけです

手順は、
コロナでデイサービスの利用を自粛して、身体機能が落ちたご利用者さんに対し
無料フォローを申し出て、自費のリハビリサービスのテストランを始めること
から始まります

それでは、明日からマンツーマン対応を始めて頂くための、投資額ゼロでできる具体的な手順をご紹介していきます。

そもそも、、、自費のリハビリサービスとは何か

そもそも自費のリハビリサービスというのは「デイサービスでやっている個別機能訓練の時間15分を、60分や120分にすれば、今よりもずっと改善する。だから商品ラインナップとして持っておけば、高い価値を感じて頂けて、完全自費でも売れる」という簡単な図式となっている、デイサービスによる提供サービスの一種です。

▼自費リハビリ事業がよくわかる!お役立ち資料はこちら▼
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/kaigo-keiei/dl-38.html

しかしながらデイサービス経営において「自費リハビリを導入するネック」そして「導入後の販売促進のネック」は、経営者自身や事業を担う現場スタッフが「これまでやったことがない」ため、改善という成果を挙げられるか分からず不安ということ。そして不安だから、完全自費の商品を自信持って売れる気がそもそもしていないということ。プラスで付け加えるならば、自費サービスに関して、そのウリや制度的規制などの基本情報が不足していることです。

なので、これまではデイサービスとは言えど、理学療法士や作業療法士を大人数雇用していて、資金力があり、様々な新サービスの販売経験もあるような、大規模な介護会社や医療法人を母体に持つところが、完全自費のみにすることも視野に入れて、事業をスタートする。ということが主流でした。

しかし、コロナ騒動が始まった辺りから、その風向きが変わってきております。
要は、デイサービス経営の空き時間を活用して、自費のリハビリサービスをマンツーマンで提供し、保険内収益と保険外収益の2つの収益機会を設ける流れが出てきている状態です。

なぜ今、導入する施設が増えているのか

今、導入する施設が増えている理由は大きく2つあります
1.コロナによるクラスター忌避から、集団リハビリの拒否が発生しているから
2.自粛による機能低下で、改善に向けた完全個別リハビリのニーズが顕在化しているから

例えば、私のクライアントさんの中には
デイサービスはずっと営業中だったのだけれども
自分の意思で自粛をして、3週の間お休みしていたご利用者さんが
緊急事態宣言の解除とともに戻ってきたら
機能が著しく低下して、以前のようには歩けなくなっていた
ご利用者さん自身もショックが大きい状態
などというケースを抱えている方もいらっしゃるような状況です

とにかく、状況を見れば
経営的にも、ご利用者ニーズ的にも
自費のリハビリサービスはこれまでになくテストランしやすいと言えます

具体的な手順

ここでは、今回の施策“自費リハビリのテストラン”の具体的な手順についてご説明いたします

ステップ1.自粛中に機能の低下した利用者さんに“マンツーマン訓練による無料フォロー”の利用を促す。
ステップ2.実施日をデイサービス経営の空き時間に設定し、60分のマンツーマンリハビリを実施する。
ステップ3.リハビリを開始する前と、訓練が終わった後での動画(歩行動画や腕の上げ下げの動画など、利用者さんが改善したいポイントに関する動画)を撮影し、訓練後に比較する。
ステップ4.ご利用者さんに、無料フォローを受けてみての感想をヒアリングする

これだけです
1回の訓練で改善を実感する方もいれば
1ヵ月の間コンスタントに続けてようやく実感する方もいるので
症状や状態によりけりではありますが
トライアルの基本的な手順はこの4ステップだけです。

トライアルの結果
「サービス提供の前後変化による、スタッフのリハビリ品質の確認」
「実際に提供した、60分間のリハビリ内容の項目だし」
「販促に活かせる、自費サービスを通じたご利用者の成功体験談の獲得」
ができ、
改善点の発見や、次の販促戦略の武器の入手、何より
「自社で自費のリハビリサービスはできるのか?」という問いの試金石とすることができます

また、この無料フォロー期間中には上記の「サービス導入の可否判断をする」こと以外にも、様々なおまけのメリットがございます。例えば
・単純にご利用者さんの満足度が向上すること
・スタッフが保険外サービスを提供する接遇能力を身に付け始めること
・「成功体験」が自社の資産として貯まること

また、トライアルを行ったのちに
モニターさんがモニター期間の終了後に、そのまま自費サービスとして費用をお支払いしながら継続利用してくれるケース
モニターさんの改善を見て、デイサービスを利用している高齢者さんが、自費のリハビリサービスを利用して下さるケース
などすぐ売上につながる事例もこれまでにはございました。

最後に

日々お会いする経営者の方にここまでお伝えすると
「無料フォローの施術内容って、単純にデイサービスでいつもやっていることを提供すれば良いのでしょうか?」や
「撮影する動画って、具体的にどのようなものでしょうか?」
というお声を頂きますので、

今回はコロナ特別企画として完全無料の“自費リハビリ事業ご紹介動画”をWEB公開しております(期間限定で、6月23日~6月30日の1週間の公開となります。)
※動画を見るには無料のお申込みだけ必要なので、下記URLからご登録をお願い致します。
無料お申込みはこちらのページから:https://www.funaisoken.co.jp/seminar/061717

また、実際に事業を運営している経営者の生の声を聴きたいという方向けに、こちらは有料なのですが、経営者をゲストに迎えてのオンラインセミナーもご用意しております(7月21日・30日と8月2日・5日の4日間です)。
ご興味がおありでしたら、(4つの内から、ご都合の良い日程のURLをクリックしてください)セミナー詳細ページからご予約頂けますので、是非ご参加くださいませ。
7月21日・7月30日・8月2日・8月5日
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/062362

それでは今回は以上とさせて頂きます

長文となりましたが
最後までお読みいただきありがとうございました!

自費リハビリ事業の新規参入レポート

この記事を書いたコンサルタント

武藤慶太郎

介護、歯科医療、人材紹介、地方創生等の業界を経てシニアライフコンサルティングチームに所属。新規事業開発の経験が豊富であることを特徴とするコンサルタントであり、現在に至るまで50社以上の公的介護・医療保険外事業(完全自費リハビリ事業・予防リハビリ総合事業等)の新規開設に携わる。マーケティング戦略に強みを持ち、中でも「Webマーケティング」においては業界問わず定評があり船井総合研究所自体のWebマーケティングも担当している。戦略立案から、具体的な広告戦略、サイト改善までWeb全般のサポートを行う。

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