■訪問看護■“件数が増えてきたからもう安心”は落とし穴?次なる経営の壁は○○です。
- カテゴリ:
- 訪問看護
いつもメルマガをご購読くださりありがとうございます。 船井総合研究所の茂末青空です。
訪問件数が増え、事業所が拡大してきた経営者の皆様、こんなお悩みはありませんか?
・「ぽつりぽつりとクレームが入るようになってきた…」
・「スタッフによってサービスの質にバラつきがある気がする…」
・「優秀なスタッフが、他のスタッフの質を理由に不満を抱えている気がする…」
・「マニュアルは作ったのに、現場の訪問のやり方が統一されない…」
もし、あなたがこのような課題に直面しているなら、その原因は、事業拡大の裏で表面化してきた「訪問の質のバラつき」にあるかもしれません。
質のバラつきが招く…「見えない信頼の低下」と「スタッフの疲弊」
訪問件数が増えることは喜ばしいことです。しかし、その一方で、事業拡大のスピードに育成体制が追いつかず、スタッフ一人ひとりの業務内容やスキルがブラックボックス化し、サービス品質にばらつきが生まれることがあります。
この質のバラつきは、「クレームの増加」という形で顕在化するだけでなく、「スタッフの疲弊」という形で内部にも大きな悪影響を及ぼします。
なぜなら、質の高いサービスを提供できる優秀なスタッフほど、他のスタッフの業務をカバーしたり、クレーム対応に追われたりして、負担が増してしまうからです。
頑張りが正当に評価されず、不公平感が募ると、彼らのモチベーションは低下し、「なぜ自分だけが…」と感じてしまいます。結果として、優秀なスタッフの定着率が低くなり、また新たな採用と教育のコストが増大するという悪循環に陥ってしまうのです。
この悪循環が、組織全体の生産性や効率性を低下させ、ひいては顧客満足度や収益性の低下にも繋がってしまうのです。
この「見えない信頼の低下」と「スタッフの疲弊」こそが、事業拡大の裏に潜む、深刻な課題なのです。
株式会社船井総合研究所 茂末青空
「人事評価制度なんて、うちにはまだ早い」「複雑そうで導入が大変そう…」
そう思われるかもしれません。しかし、適切な評価制度は、単なる給与査定ツールではありません。管理者がチームを効果的に動かすための「仕組み」です。
人事評価制度は、経営目標を達成するための人材育成の仕組みです。単に給与や賞与を決める評価ツールという印象が強いかもしれませんが、その本来の目的は「人の成長・組織や会社を成長させる経営目標を達成すること」にあります。
適切な人事評価制度を導入・運用することで、「サービスの質」を言語化し、統一する仕組みが生まれます。
具体的には、
・統一された行動基準の明確化: 会社がスタッフに求める行動や仕事内容が評価項目として明確になることで、全員が同じ方向を向いて業務に取り組めます。
・公正な評価と処遇: 頑張りが正当に評価され、キャリアアップや昇給に繋がることで、スタッフのモチベーションはさらに向上し、サービスの質向上にも繋がります。
・目標設定と成長促進: 評価制度に基づいた目標設定は、スタッフの成長を促進します。目標達成に向けて努力することで、スキルアップを実感し、やりがいを高めることができます。
サービスの質を高め、持続的に成長する組織へ!人事評価制度構築セミナー開催決定!
本セミナーでは、「サービスの質」に課題を感じている訪問看護経営者様に特化し、「優秀人材が定着する評価賃金制度」の構築から運用まで、具体的なノウハウを惜しみなくお伝えします。
【セミナー内容】
第1講座: “ヒトに困らず”持続的に成長する訪問看護ステーションに必要な変化とは
訪問看護事業の成長ロードマップ
なぜ、今、評価制度が必要なのか?
評価制度が訪問看護経営にもたらすメリット
第2講座: 人事評価制度の構築・運用手法徹底解説
人事評価制度で整えるべき3つの機能
成果×定性で評価する!評価項目の落とし込み方
働く職員のモチベーションを高める給与制度・キャリアプランの作り方
第3講座: 本日のまとめ
セミナーのまとめと明日から取り組んで頂きたい事
事業成長のために経営者が考えるべきステーション経営のこれから
