介護報酬の改定によってデイサービスで起こりうること

2015年1月26日配信

カテゴリ:
デイサービス

皆さん、こんにちは。
(株)船井総合研究所 介護サービスコンサルティングチームの沓澤です。
介護報酬の改定が発表になりました。
デイサービスは、サービス提供時間が変更になりました。
この改定は、デイサービスにとって非常に厳しいものであると思います。
新規開設の施設が増え、競合施設が増加している中で、生き残りをかけた
競争が激しくなっていくのではないでしょうか。
早急に対策を講じ、地域一番の施設作りを行っていかなくてはなりません。
今回の改定により、起こりうることを1つお話させていただきます。
6~8時間でサービス提供を行っていた施設が7~9時間に変更すると
単純に1時間サービス提供時間を増やさなくてはなりません。
何もしなければ、単純に1時間スタッフの労働時間が延長しますので、
今までよりも人件費が膨らんでしまいます。売上は大きく変わりませんので、
施設の利益率は下がることになります。
また、1時間サービス提供時間が延びるため、プログラムの変更も必要です。
6~8時間のデイサービスでは、午後のプログラムを作成することに困って
いらっしゃる施設もございます。
昼食からおやつまでの時間のプログラムを組むことが難しいと考えてらっ
しゃる施設さんも多いのではないでしょうか。
7時間~9時間に変更した際には、おやつから施設を出るまでの時間のプログ
ラムも考えなくてはなりません。
皆さんの施設では、どのような対策を考えていらっしゃいますか?
今回から4月まで介護報酬の改定によるデイサービスがとるべき方向性に関し
てシリーズでお伝えさせていただきます。

この記事を書いたコンサルタント

沓澤 翔太

デイサービス、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの新規開設、収支改善、異業種からの介護事業への新規参入支援などを手がける。現在は、主としてデイサービスや有料老人ホームの利用者獲得や新規開設を中心にコンサルティングを行っている。 介護事業のコンサルティングの他、療養病床の転換や訪問診療など、医療業界のコンサルティングや、医療器具の販売促進についても実績を持つ。

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