今回は生産性改革(業務改善)について
「人が足りないので補充してほしい」
「言われたことができないのは人不足のせい」
経営者、管理者の皆様は最近よく聞く言葉ではないでしょうか?
実際に人件費率を見てみると60%を超えている。
一般的に人件費率は高い業態でも60%未満。
これを超えている事業所は明らかになにか問題があります。
皆様もなんとなく感じられているように、
実際は、現場の人材は充足しており、本当は「スタッフが怠けているだけ」
もしくは「業務のやり方が悪いだけ」ということが多々あります。
このような状況の中で苦労して採用しても、結局過剰な人員配置に慣れてしまい、
再び「人が足りない」と言い出すのです。
では、どうしたらこの負の流れから好転させることができるのでしょうか?
答えは「業務の見直し」です。
どの業務にどれくらい時間かかっているのか。その業務に必要な標準時間はどれくらいなのか。これらを一つ一つ見直して、基準を設定することでスタッフに時間の意識が生まれます。
この時間の意識が、少しずつ標準時間内で終わらすことへの意識に変わったり、業務の遅い方へのアドバイスに、自然と繋がっていくのです。
このように、①業務フローを見直し、②標準時間を設定する
この2つを行うことで、自然とスタッフの間で業務が改善されていきます。
改めて自施設の業務の見直しを行ってみてはいかがでしょうか?
~人材不足の今、絶対に考えておきた生産性改革~
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この記事を書いたコンサルタント
沓澤 翔太
デイサービス、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの新規開設、収支改善、異業種からの介護事業への新規参入支援などを手がける。現在は、主としてデイサービスや有料老人ホームの利用者獲得や新規開設を中心にコンサルティングを行っている。 介護事業のコンサルティングの他、療養病床の転換や訪問診療など、医療業界のコンサルティングや、医療器具の販売促進についても実績を持つ。