利用者単価を上げたい介護事業経営者は必ずご覧ください
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いつもメルマガをお読みいただき、ありがとうございます。
船井総研の杉浦でございます。
「既存のリソースを活かせる、新たなサービスを探している」
「利用者に求められ、なおかつ単価を上げられる事業が欲しい」
「介護報酬だけに頼った運営に限界を感じている」
最近、このようなお悩みを抱える介護事業者さまからのご相談が増えています。
そんな中で注目されているのが、自社で展開できる『訪問鍼灸』事業です。
通所介護・訪問介護・施設サービスなどを展開されている法人を中心に、
「既存の利用者基盤を活かしながら、新たな収益の柱をつくりたい」
という動きが広がりつつあります。
『なぜ、いま訪問鍼灸なのか?』
それは、新たな設備投資や大規模な人員配置をせずに、
既存の事業資産を活かしながら、利用者満足度と客単価の両方を高められるビジネスモデルだからです。
実際に多くの介護事業者が魅力に感じているポイントを3つにまとめました。
訪問鍼灸立ち上げの主なメリット
① 初期投資を抑えやすい
訪問鍼灸は、鍼灸師1名と最低限の事業所スペースがあればスタート可能なシンプルなモデルです。
車両や施術道具、保険請求体制などの準備は必要ですが、初期費用は約60万円以内とされており、他の介護・医療系事業に比べてハードルが低いのが特徴です。
② 既存の集客導線を活かせる
通所や訪問系サービスをすでに展開されている法人であれば、
ケアマネジャーとの関係性や利用者接点をそのまま活用できます。
一から営業開拓をする必要がないため、導入初期から効率よく稼働を図れます。
③ 利用者満足と収益性を同時に高められる
疼痛緩和や身体機能の改善といった医療的アプローチが加わることで、
利用者・ご家族からの評価が高まり、サービス満足度や継続率の向上にもつながります。
また、介護報酬に依存しない収益源として、1人あたりの客単価を底上げできる点も大きな魅力です。
とはいえ、導入前に押さえておきたい注意点も
ここまで参入のメリットをお伝えしましたが、
「始めやすい=必ず成功する」わけではありません。
特に医療系サービスに初めて挑戦される法人にとっては、注意すべきポイントも存在します。
実際のご相談の中で特に多い、2つの重要な視点をご紹介します。
重要な視点❶:
訪問マッサージではなく訪問鍼灸を選ぶ理由
訪問マッサージは全国に約15,000事業所ありますが、
訪問鍼灸は約3,000事業所と競争が比較的緩やかです。
また、マッサージ師と比較して鍼灸師の方が採用しやすい傾向もあり、
後発でも十分に差別化できる市場特性があると言えます。
重要な視点❷:Web集客より、ケアマネ営業がカギ
訪問鍼灸の対象は要介護者であり、ネット検索や広告経由で直接申し込まれることはほとんどありません。
そのため、地域のケアマネジャーとの関係構築が成功の分かれ道となります。
既存の介護サービスで築いてきた信頼関係を活かせる点は、介護事業者ならではの大きなアドバンテージです。
どう進めればよいのか?
「関心はあるけど、何から手をつけていいか分からない」
「制度や保険請求、営業の実務などに不安がある」
そんな法人さまに向けて、訪問鍼灸の立ち上げから運営までを体系的に学べるセミナーを開催します。
当日は、実際に成功されている法人の取り組みや、
準備〜収益化までの流れ、注意点などを具体的・実務的に解説いたします。
\ 自社の介護サービスに+αの収益を加えたい方は、ぜひご参加ください /
《セミナー詳細・お申し込みはこちら》
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/130322
<介護事業者向け>訪問鍼灸事業付加セミナー

この記事を書いたコンサルタント

杉浦 惇史
愛知県名古屋市出身。 新卒で船井総合研究所に入社。 入社後は、地域包括ケアグループに従事。 シニア事業の新規事業開発専門の経営コンサルティング部署であり、「老後の住まい事業」と言われる老人ホーム紹介事業やシニア向け空き家活用事業、身元保証事業の立ち上げを専門としている。 現場とのやり取りは毎日欠かさず、各社営業マンからも毎日の業務報告を受け、「どうやったらできるか」をモットーに、年間 365 回 PDCA を回すことを自身ともに現場レベルで浸透させる。