介護事業を日々運営されている皆様は、すでに高齢者市場のポテンシャルも、現場の課題も熟知されていることと思います。しかし、今や「介護サービスを提供する」だけでは、競争優位性を築くのが難しい時代になりました。

これからの成長を目指す経営者に求められるのは、
「介護の枠を超えたシニアとの関わり方」
をいかに創造できるか、です。

介護の延長線上にある“次の一手”を

例えば、

介護サービス利用前後の“生活の支援”
ご家族や地域を巻き込む“コミュニティ形成”
シニア世代の「生きがい」や「自己実現」を支える新たな価値提供

などの切り口での新規ビジネスは既に数多く存在します。こうした領域は、すでに介護事業を営む皆様だからこそ、深く、広く、そしてスピーディーに取り組める分野です。実際、全国の先進法人では、地域包括ケアの文脈を超え、シニアのQOL向上や家族の心理的安心までを射程に入れたサービス展開が加速しています。

「介護」×「新規事業」で生まれる無限の可能性

今、成果を出している法人は、既存の介護サービス基盤を活かしながら、以下のような“介護のその先”を見据えた多様な事業展開に取り組んでいます。ほんの一部ですが例をご紹介します。

■身元保証事業
単身高齢者の増加とともに、身元保証の社会的ニーズは右肩上がりです。家族の代わりに身元保証人となり、生活支援やご逝去後の手続きまでワンストップでサポート。特に都市部では、介護事業者の信頼力を活かした参入が相次いでいます。

■老人ホーム紹介事業
高齢者やご家族のニーズに合わせて最適な老人ホームを選定・提案し、入居が決まった際に施設から紹介手数料を受け取るマッチング型ビジネス。近年は“情報の非対称性”を解消するコンサルティング型の紹介が主流となり、信頼を軸にした差別化が進んでいます。

■介護人材紹介事業
人材不足が深刻化する中、介護施設の求人ニーズと求職者をマッチングし、採用が成立した際に成功報酬を得るモデル。外国人人材や多職種連携の提案など、単なる紹介にとどまらない“採用戦略パートナー”としての役割が求められています。

■シニア向け美容室事業
シニア世代の特性や要望に特化した美容サービスを提供。最近では、健康増進や認知症予防といった付加価値を組み合わせたモデルも登場し、単なる美容を超えた“ウェルビーイング”の実現がキーワードとなっています。

介護現場の課題を知り尽くした皆様だからこそ、「シニアビジネス」の本質を、単なる“新規参入”ではなく**“自社の未来を切り拓く成長戦略”**として描けるはずです。

この夏、船井総研では、介護経営者のための【シニアビジネス新規参入＆多角化セミナー】を開催します。

◎介護事業の強みを活かした多角化事例
◎失敗しない新規事業の選び方と立ち上げノウハウ
◎先進法人のリアルな成功・失敗ストーリー

など、明日からの経営に直結する実践情報をお届けします。

「介護事業のその先」を一緒に考え、実現しませんか？
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

日程：2025/07/03 (木)
時間：10:30~17:00
会場：船井総研グループ 東京本社　サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)

シニアビジネスサミット2025

この記事を書いたコンサルタント

鈴木康祐

従業員数1500名規模の医療法人に新卒入社し介護部門に従事。法人史上最年少の23歳で有料老人ホームの施設長を務める。不振施設の立て直しを得意としてマネジメント業務に携わる。離職率50%超えの施設を1年で離職率5%まで改善させる。120床規模の新規施設の入居率を半年間で100%にする等の実績が評価され、介護部門のエリアマネージャーに就任。 船井総研入社後は、介護業界に特化し【マーケティング：集客、営業・人財採用】【マネジメント：管理者育成・研修・人事制度・教育体制構築】など幅広いテーマで組織活性化のコンサルティングを実践。業界経験があるからこそ現場の事を理解し、巻き込みながら　動かしていくスタイルが多くの経営者から支持を得ている。

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