採用難を乗り越える!優秀な看護師・療法士が集まる求人の作り方

2025年4月30日配信

カテゴリ:
時流・業界動向 訪問看護

いつもお世話になっております。
船井総合研究所の津田です。
多くの訪問看護ステーション経営者の皆様が、深刻な人材不足、特に優秀な看護師や療法士の採用難に頭を悩ませていらっしゃることと存じます。「求人を出しても応募がない」「経験者からの応募が少ない」「採用してもすぐに辞めてしまう」といった声も少なくありません。

今回のメルマガでは、厳しい採用市場の中でも、貴ステーションの魅力が伝わり、意欲の高い人材からの応募が集まる**「求人票の作り方」**について、具体的なポイントを解説します。

なぜ「求人票」が重要なのか?

求人票は、求職者が最初に貴ステーションに触れる「入口」です。ここで魅力を感じてもらえなければ、応募に繋がることはありません。単なる条件の羅列ではなく、貴ステーションで働く「価値」や「未来」を伝え、求職者の心を掴むことが重要です。

今回のコラムでは、優秀な人材が集まる求人票作成のポイントを5つご紹介します。

1. ターゲットを明確にし、響く「言葉」を選ぶ

どんな経験・スキルを持つ人に来てほしいのか?(例:緩和ケア経験者、小児訪問経験者、リーダー候補)
そのターゲット層は何を求めているのか?(例:専門性の向上、ワークライフバランス、教育体制、給与以外のやりがい)
給与や待遇はもちろん重要ですが、それだけでは響きません。「スキルアップできる環境」「子育てと両立しやすい柔軟な勤務体系」「多職種連携で質の高いケアを追求できる」など、ターゲットの心に響くキーワードを盛り込みましょう。

2. 貴ステーションならではの「強み」を具体的にアピール
「どこも同じ」と思われては選ばれません。貴ステーション独自の魅力を洗い出しましょう。
例:「充実したOJTと研修制度で未経験者も安心」
例:「ICT導入で記録・情報共有を効率化、残業時間削減」
例:「所長や先輩が親身に相談に乗る、風通しの良い職場文化」
例:「特定の分野(難病、精神科など)に特化し、専門性を深められる」
抽象的な言葉ではなく、具体的な制度や実績、スタッフの声などを交えて伝えましょう。

3. 「仕事内容」と「働き方」をリアルに伝える
「訪問看護業務全般」だけでなく、1日の流れ(例)、担当エリア、オンコール体制(頻度、手当)、主な利用者層などを具体的に記載します。
残業時間の実績、有給休暇の取得率、育児・介護休業の取得実績など、求職者が気になる情報を可能な限りオープンにすることで、信頼感が増します。
ポジティブな面だけでなく、仕事の大変さや乗り越えるべき課題にも触れることで、入社後のギャップを防ぎます。

4. 給与・待遇は「分かりやすく」「魅力的に」
給与は月給総額だけでなく、基本給、各種手当(資格、役職、オンコール、通勤など)の内訳を明記しましょう。
賞与の実績(例:年2回、計〇ヶ月分)、昇給制度についても触れます。
社会保険完備はもちろん、退職金制度、研修費用補助、福利厚生(例:健康診断、保養所利用)など、アピールできる点は漏れなく記載します。

5. 応募しやすく、安心感を与える工夫を
応募方法(Web、電話、郵送など)、必要な書類、選考プロセス(面接回数、所要時間)を明確に記載します。
問い合わせ窓口(担当者名、電話番号、メールアドレス)を明記し、気軽に質問できる雰囲気を作りましょう。
可能であれば、「職場見学歓迎」「まずは話を聞くだけでもOK」といった一文を添えると、応募へのハードルが下がります。
ステーションのウェブサイトやSNSへのリンクを貼るのも有効です。

【訪問看護】開設1年で利用者100人セミナーのご案内

5月開催の「【訪問看護】開設1年で利用者100人セミナー」では、これら求人のポイントを抑え、看護師・療法士の応募を獲得されているひしょう訪問看護ステーションをゲストに招き、ご登壇いただきます。
ぜひ貴重な事例紹介セミナーを競争激化時代生き残りのヒントとしていただけたらと思います。

【訪問看護】開設1年で利用者100人セミナー


この記事を書いたコンサルタント

津田 和知

大手介護事業者の介護付き有料老人ホーム施設長を経て、船井総合研究所に入社。前職の経験を活かし、現場主義で問題の本質や改善の糸口を掴み、経営者のサポートを行う。コンサルティング領域は、介護施設の立ち上げや収支改善、訪問看護ステーションの立ち上げ、人事制度構築など。

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