本コラムをお読みいただきありがとうございます。船井総合研究所の介護経営コンサルタント、武藤です。
はじめに
介護業界を取り巻く環境は、近年ますます厳しさを増しています。2025年問題の只中で、デイサービス経営者の皆様は、どのように舵を切るべきか、日々頭を悩ませていらっしゃるのではないでしょうか。
「うちのデイサービスは、なかなか稼働率が上がらない…」
「人件費ばかりがかさんで、赤字続きだ…」
もしかしたら、そんなお悩みを抱えていらっしゃるかもしれません。実際、全国のデイサービスの平均稼働率は63%にとどまり、約半数が赤字経営に苦しんでいるというデータもあります。しかし、諦めるのはまだ早いです。
本日は、デイサービス経営の厳しい状況をV字回復させた、驚くべき成功事例をご紹介します。この事例から、あなたのデイサービス経営を改善するための具体的なヒントが得られるはずです。
成功事例の紹介
今回ご紹介するのは、悠栄コミュニケーション株式会社の事例です。同社は、半日型デイサービスを運営していましたが、開設当初から経営は非常に厳しく、長らく低迷していました。
•開設から8年間、稼働率が50%を超えたことはなく、倒産の危機に瀕していました。
•年間売上は2,026万円、人件費率は100%超、営業利益は大幅なマイナスという状況でした。
•職員の離職率も高く、職場環境も決して良いとは言えませんでした。
まさに八方塞がりの状態でしたが
2023年1月から「デイサービスの収支改善プロジェクト」をスタートし、以下のような取り組みを行いました。
•目標稼働率の設定と達成に必要な営業計画の作成
•高稼働率の事業所が取り組む営業や体験方法に関する研修
•近隣の営業先の調査に基づく紹介見込みの高い営業先の洗い出し
•新規利用者獲得に効果的な集客ツールの整備
•業績を上げることに特化した経営数値管理シートの作成
プロジェクト開始後、わずか4ヶ月後には、単月の新規成約数は25件という驚異的な成果を上げました。その後も、地道な改善活動を継続した結果、
•月売上は150万円から450万円へと、3倍に増加。
•年間売上は2,026万円から4,603万円へと、227%増。
•稼働率は96.9%に達し。
•年間125人の新規利用登録を達成しました。
まさにV字回復を遂げたと言えるでしょう。
成功事例のポイント解説
この成功事例から、デイサービス経営者が学ぶべきポイントは数多くあります。特に重要な点を以下にまとめました。
•課題の明確化と具体的な目標設定: まず、自社の現状を正確に把握し、具体的な目標を設定することが重要です。悠栄コミュニケーション株式会社の事例では、稼働率や売上目標を明確にした上で、具体的なV字回復計画を立てました。
•営業戦略の見直し: ケアマネジャーとの信頼関係を構築し、効果的な営業活動を行う必要があります。同社は、ケアマネジャーが本当に必要としている情報を適切に届けるための研修、営業先の見直しなど、多角的なアプローチで地域連携活動を強化しました。
•業務効率の改善: 利用者満足度を高めながら、業務効率を改善することが求められます。同社は、長文の交換日記や寄せ書きなどの業務を見直し、より持続可能な方法に変更しました。
•現場スタッフのモチベーション向上: 経営改善には、現場スタッフの協力が不可欠です。同社は、定期的な会議や研修を通じて、スタッフの意識改革とモチベーション向上に努めました。
この事例からわかるように、デイサービス経営の立て直しには、明確な戦略と継続的な努力が不可欠です。
無料レポートのご紹介
いかがでしたでしょうか？今回のコラムでは、デイサービス経営のV字回復事例をご紹介しました。悠栄コミュニケーション株式会社の事例は、多くのデイサービス経営者にとって、大きな希望となるはずです。
「うちのデイサービスも、もっと良くなるはずだ！」
そう感じた方は、ぜひ、悠栄コミュニケーション株式会社の「半日型デイサービス 奇跡の大復活」レポートをダウンロードして、詳細をご確認ください。このレポートには、成功の鍵となる具体的なノウハウが詰まっています。
•不採算事業所から高収益事業へと生まれ変わるための具体的なステップ
•稼働率96.9％を達成するための営業戦略
•赤字脱却のためのコスト削減策
•職員のモチベーションを向上させるための組織改革
これらの情報を活用することで、あなたのデイサービスも必ず、V字回復を遂げることができるはずです。
今こそ、御社のデイサービス経営を大きく飛躍させるチャンスです。
試し読みはこちらから
https://www.funaisoken.co.jp/dl-contents/kaigo-keiei-nursing_kaigo_03062_S085?media=kaigo-keiei_S085
【無料DL】デイサービスの稼働率を半年で６０％上げる方法
業績アップのためにまず最初に取り組んだ６つの打ち手・スタッフ一丸となって利用者増に取り組むきっかけとなった会議・55名のケアマネジャーにお集まりいただいた大人気イベント・成功劇の裏側にあった経営者の苦悩など、成功の軌跡がわかる！
この記事を書いたコンサルタント
武藤慶太郎
介護、歯科医療、人材紹介、地方創生等の業界を経てシニアライフコンサルティングチームに所属。新規事業開発の経験が豊富であることを特徴とするコンサルタントであり、現在に至るまで50社以上の公的介護・医療保険外事業の新規開設や、デイサービス・訪問看護・小多機/看多機の立ち上げに携わる。マーケティング戦略に強みを持ち、中でも「Webマーケティング」においては業界問わず定評があり船井総合研究所自体のWebマーケティングも担当している。戦略立案から、具体的な広告戦略、サイト改善までWeb全般のサポートを行う。
