【新業態】5回転デイサービス
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『5回転デイサービス』のタイトルをご覧になり、
驚かれた方が多いのではないでしょうか。
【5回転デイサービスとは】
本ビジネスモデルを端的に説明すると、
「要支援者」を対象に
「50分~70分」の短時間リハビリサービスを
「1日50名(定員10名×5回転)」の方に向けて
サービス提供を行うデイサービスです。
【5回転デイサービスのポイント】
本事業のポイントは2つです。
①高収益なビジネスモデル
まずは、以下の5回転デイサービスの収支データをご覧ください。
■収支
年間売上 6,000万円
月売上 500万円
延べ利用回数 1,000名
利用単価 5,000円
月経費 165万円
月人件費 120万円
人件費率 24%
月営業利益 335万円
営業利益率 67%
※(参考)地域密着型DSの業界平均収支は月売上230万円、月利益4万3,000円
一部事業(ナーシングホームや小規模多機能)においては、
利益率20%超を実現する事業は存在しますが、
60%超を実現する事業は、業界常識では考えられないのではないでしょうか。
②社会課題の解決が期待できる社会性が高いビジネスモデル
「介護保険事業状況報告(厚生労働省)」のデータによると、
現在、介護保険の認定を受ける「認定者数」約800万人となっており、
うち要介護者は約500万人、うち要支援者は約200万人となっています。
要介護の認定を受けた方のサービス利用率が約100%である一方で、
要支援の認定を受けた方のサービス利用率は42.7%に留まっており、
「要支援者の方の行き場がない」ことが数値から読み取ることができます。
本事業は、これらの要支援者を救済するサービスとなっています。
【5回転デイサービスが普及することで得られる効果】
本事業の普及により要支援者向けの予防サービスが充足することで
下記のような様々な波及効果が見込めると考えています。
視点①国 ➔ 元気高齢者が増えることで、社会保障費が適正化する
視点②従業員 ➔ 高収益性・高生産性により処遇の向上が期待できる
視点③企業 ➔ 高処遇により優秀な人材確保ができる
視点④利用者 ➔ サービス利用を継続することにより、重度化の予防が期待できる
視点⑤保険者 ➔ 社会保障費の適正化により、社会保険の負担が減る(可能性がある)
【ご案内】
今回、5回転デイサービスを立ち上げた介護業界の次世代リーダーである
株式会社PLAST代表取締役社長の廣田様をゲスト講師に迎え、特別セミナーを開催します。
下記より、インタビュー形式のレポートが閲覧可能ですので、
本事業についてより詳細に知りたいという方はご一読いただき、
セミナーにお申し込みいただければと思います。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
少しでも、皆様の持続的な介護事業経営のお役に立てましたら幸いです。
【新業態】5回転デイサービス
この記事を書いたコンサルタント
森永 顕成
新卒で船井総合研究所に入社。 専門はデータと事例を活用したシニア関連事業の 戦略策定と実行支援コンサルティング。 既存事業の収支改善、高収益化支援を得意としており、 中小・中堅企業から地域一番企業まで 幅広いクライアントの経営支援を行なっている。