【離職5%以下】もう辞めさせない。究極のマネジメント手法

皆さん、こんにちは
シニアライフ支援部地域包括ケアグループの鈴木です。

介護業界を運営する皆様におかれましては、
なんといっても一番の悩みは「人材に関する事」ではないでしょうか。

①人が採れない、➁人が辞めてしまう、③人が育たない
の3つが主に当てはまるかと思います。
この中で、解決の優先順位が最も高いのは➁となります。
法人の離職率が高い状態では①のように人を採用しても早期に辞めてしまう。
③のように人を育てようにも、まず定着しなければ意味がありません。
したがって本日は「どのようにして事業所の離職者数」を増やすか
についてお伝えします。

特に下記の条件が1つでも当てはまる法人様には是非お読みいただきたい内容です。
・介護事業所の離職率が10%を超えている
・事業所の雰囲気や人間関係が良くないと感じている
・そもそも人材が不足していて、現場をギリギリ回している
・離職が多い事業所の課題点・問題点がわからない

離職防止に”イマ”取り組むべき2つの理由

まずは、介護業界の離職率について、
労働実態調査の最新データによると14.1%となっております。
全産業の平均値が13.9%のため、そこまで高くないと
言えるでしょう。この点について「ギャップがある、実際もっと
高いと思っていた」という経営者様もいらっしゃるのではないしょうか。

上記の事実にプラスして押さえておきたいポイントが2点あります。

1点目が特定処遇改善加算などの待遇改善によって介護業界の
働く環境が整えられたため、年々離職率が下がっていること。
業界のイメージ自体が若干改善されている為、働き方改革に
取り組んでいない、環境が良くない法人はより目立ってしまう
ようになっていると捉えることもできます。

2点目があくまで上記の14%は””平均値””であり、
離職率5%以下の定着力が高い法人と、
離職率40%を超え、2年程度でほとんどの人員が
入れ替わるような法人の2極化が進んでいる点です。

したがって2023年現在、スタッフの離職が多い法人は
人員数が充足せず採用コストがかかるだけでなく、
地域における評判が悪化し将来的にも採用が難しくなる
リスクを秘めています。

「もう少し売り上げが安定したら人の定着に取り組みたい‥」
「とにかく採用して人が充足したら取り組みたい‥」
「信頼している管理職(施設長)に任せているから‥」
と考えている時間は無いかもしれません。

スタッフが長く働いてくれる環境作りに取り組んでいる
法人が実際に行っている定着手法をお伝えします。

離職させない環境作りの手法

離職防止のため導入すべき仕組みを3点ご紹介します。

①採り方➡➁入れ方➡③育て方の観点から
定着の仕組みを整えることが重要です。

まずは①の採り方。
人が足りないからと人材紹介や派遣を利用して採用して
いるケースは少なくありません。

人材紹介経由での採用だと早期離職率が高くなる傾向があり
WAM、全日本病院協会によって行われたWEBアンケート調査
によると1年以内の離職率が41.5%になったというケースもあります。

人材紹介=悪という事ではありませんが、求職者自身でなく
エージェントが仕事を探して就職しているため、どうしても
帰属意識が低くなりがちです。

そこで「定着させる採用手法」として有効なのが
【説明会イベント型採用】です。

面接の前のステップとして説明会を自施設のスペースなどを
使って開き、オリジナルチラシを配布して求職者を集めます。
当日はしっかり作りこんだ自社説明のスライドを使っての
経営者プレゼンや、現場スタッフも参加しての質問タイム
などを活用して「入社前に自施設を好きになってもらう」
しくみを構築し、その後面接に呼んで採用します。

「採用前に帰属意識を高める」仕組みによって早期離職を
人材紹介を経由した場合の3分の1以下にする事ができます。

次に➁の入れ方。
中途採用であっても入社当日は現場に入れず、
1日研修でマインドセットを行うルールにすることです。
具体的には、自社の理念や行動指針を教育するための
「オリエンテーション」と希望休や欠勤の際のルールなどを
まとめた「ハウスルール研修」を構築することです。
これを毎回行うことによって、新人職員が道を踏み外す事を
防止でき、かつここでも「自施設を好きになってもらう」
ことができるので、定着力がアップします。

次に③の育て方。
プリセプター制度を構築します。

新人が入社した際、ベテラン職員がOJTにて指導している
のに次々と人が辞めていく‥というのはあるあるです。
そのような場合はいま一度、新人が定着する指導を
行なえる優しい職員、をプリセプターとして正式任命します。
【経験年数が長い<経験年数が短い】
【技術力<人間力】で判断するのが成功のポイントです。

上記にプラスして毎回の勤務終わり10分前に
OJT日報を新人が記載し、指導者がフィードバックの
コメントを記載して、都度理想とのギャップを
解消する仕組みにすること。

また、施設長が新人入職してから
①2週間 ➁1ヶ月 ③1人立ち1か月前 ④1人立ち1か月後
の4回のフォロー面談を実施して
新人のメンタル不調をキャッチし、プリセプター職員と
連携して悩みや不安の解消に努めます。

‥いかがでしょうか。
これらの仕組みを構築し、効果的に動かすことで
スタッフの早期離職を劇的に減らすことができます。

より詳しい手法を知りたいという方は
ぜひ4月26日に開催する「離職防止セミナー」に
ご参加ください。ゲスト講師の社会福祉法人
長崎厚生福祉団様に、スタッフの離職率が高まってしまった
状態から離職率を7%以下に改善した様々な手法を
余すことなく、お伝いただきます。

また、明日からすぐに自法人に落とし込める方法を
船井総合研究所の講座でも解説いたします。

一度導入したらずっと定着率をキープできる仕組みが
盛りだくさんですので、今後の組織成長の基盤を
作る為にご参加いただくことをおすすめします。

【介護業界】スタッフの離職率を下げるセミナー

人

4月、船井総合研究所では事例企業をゲストにお招きした上で、従業員の離職を食い止め、定着率をアップさせるための手法をお届けするセミナーを開催いたします。

リアル会場で開催のため、日程は【1日限定】とさせていただきます。
様々なメディアにも取り上げられ、表彰されている
「長崎県の働きやすさ一番法人」に講師として登壇いただきます。
定員にも限りがある為、””お早め””の申し込みを強く推奨いたします。

以下のようなお悩みをお持ちの方は下記詳細をご覧頂き、
すぐにお申込みください。

【悩み①】離職者が多く採用コストが利益を圧迫している法人の経営者様
【悩み➁】離職率が10%以上と高い法人の経営者様
【悩み③】業績が悪化している事業所の課題抽出をしたい経営者様
【悩み④】採用ー育成ー定着の仕組み作りをしたい経営者様
【悩み⑤】定着率を上げて人を充足させ、事業展開をしたい経営者様
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【4月日開催!】””人””が育ち定着する組織づくりセミナー
・日にち:4月26日(水)
・時間:13:00~15:30
・場所:TKP東京駅カンファレンスセンター カンファレンスルーム12C
    (https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-tokyoeki-central/access/)
    ※東京駅から徒歩1分
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こちらのセミナーは研修ではなく、あくまで経営陣の皆様に向けた内容となっております。ご参加の特典として、講師のコンサルタントと無料で1時間個別相談が可能です。
是非この機会をご活用いただき、介護事業所の運営にお役立ていただけますと幸いです。

この記事を書いたコンサルタント

鈴木康祐

従業員数1500名規模の医療法人に新卒入社し介護部門に従事。法人史上最年少の23歳で有料老人ホームの施設長を 務める。不振施設の立て直しを得意としてマネジメント業務に携わる。離職率50%超えの施設を1年で離職率5%まで改善させる。120床規模の新規施設の入居率を半年間で100%にする等の実績が評価され、介護部門のエリアマネージャーに就任。 船井総研入社後は、介護業界に特化し【マーケティング:集客、営業・人財採用】【マネジメント:管理者育成・研修・ 人事制度・教育体制構築】など幅広いテーマで組織活性化のコンサルティングを実践。業界経験があるからこそ現場の事を理解し、 巻き込みながら 動かしていくスタイルが多くの経営者から支持を得ている。

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