【無料レポート有】介護の管理職育成コラム VOL.1
- カテゴリ:
- 人材採用・育成・評価 入居施設 介護 サ高住 人材
皆様こんにちは。
いつもお読みいただきありがとうございます。
(株)船井総合研究所の鈴木です。
早いもので今年も12月後半となり、間もなく年末を迎えます。
セミナーや研究会などで関わりのあった皆様におかれましては
大変お世話になりました。
また、いつもこちらの記事をお読みいただいている、
DLレポートをご利用いただいている読者様も
ありがとうございます。
引き続き、有益な情報をキャッチして
事業に役立てていただけますと幸いです。
本日はシリーズ形式でのコラム第一弾として
「管理職育成」に関する記事をお届けいたします。
やはり悩む管理職の育成
2022年には介護の領域において
集客や組織作りテーマなど10種類近くの
無料レポートをリリースさせていただきました。
その中でのDL数(反響数)をテーマごとに集計すると
【第1位】管理職育成レポート (100DL以上/本)
【第2位】入居率(稼働率)UPレポート (約80DL/本)
【第3位】離職改善 (約40DL/本)
という結果が見られました。
やはり印象的なのは、管理職の育成テーマについて
圧倒的に皆様の興味、関心が高いという点です。
人件費率が60%を閉める介護業界において
人材のマネジメントが事業成功のセンターピンであり
それを主導となって行うのが管理職(施設長)です。
船井総合研究所の創業者 船井幸雄も
【組織は99%トップで決まる】という
ルール化をしております。介護事業所においても
施設長で業績が決まると言っても過言ではありません。
しかし何度もコラムやメルマガでお伝えさせていただいて
いる通り、管理職が育たないという悩みをお持ちの法人様は非常に多いです。
教えてもわからない‥、自分から学ぶ意欲が無い‥
様々な課題があるかと思います。
◆”管理者育成”の上手いやり方とは?
一方で毎年管理職を社内から育て、新規事業所を解説している
法人様は、「アウトプット型育成法」を上手く活用して
管理職の成長環境を整えています。
発信する力から鍛える事でマネジメントが少しずつ
得意になり自身に繋がり、自走できるようになります。
すぐに実践できる具体的な実践事例をご紹介いたします。
ーー事例1ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<マネジメント日報をフォームで共有>
管理職全員に法人が定めた項目について
毎日定量&定性の報告を上げるルールにします。
【定量】
・当日の利用者数・営業件数・問い合わせ数・見込み客数
・当月の予算達成率、このままの推移で達成できそうか
・当日のシフト欠員数・欠勤、遅刻、早退数
【定性】
・当日のマネジメント点数自己評価とその理由をひとこと
などです。毎日続けることで異常値を早期発見する事が
でき、具体的なアドバイスや指導が刺さりやすくなります。
ポイントはあまりボリュームを持たせ過ぎず、5分度で記入
できる量にすること。無料のgoogleアンケートフォームなどを
活用して集計の手間を省くことの2点です。
事業所や管理職の健康状態管理の為にも
マネジメントに関わる報連相の仕組み化を実施してください。
ーー事例2ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<事業所の会議で管理職レポートを事前共有>
「職員が売上向上の取り組みに反発する‥」
「新しい利用者の受入を嫌がる‥」
というように、管理職の方々も現場職員のマネジメントに
悩みを持っています。
そこで活躍するのが全体会議で必ず作成・活用する
管理職レポートです。
A4の用紙に「職員に発信すべき情報」を盛り込んで
配布した上で会議に臨むようにすべきです。
コンテンツの例としては
①前月の振り返り
数字と文章で(定性評価、定量評価)振り返る
悪い時は、危機感から行動促進。ただし、誰かを責めない
良い時は、思いっきり承認しノセる
➁定例会議での情報フィードバッグ
管理職が集まる会議で何が話し合われているのか?は皆、本当は知りたい
会社の好調店を知ることは、会社好きになる一つの要素
③今月の作戦(戦略・戦術・戦闘)
5つ程度、期限付き、担当付きで宣言 ※いつもやっていること、はNG
前月の戦略の実行可否も開示する(これをしないと作戦が機能しなくなる)
④なるべく人の情報には触れる
新人情報、入社日、その人のキャラクターを紹介し、
迎え入れる良い状態を創る
休職、退職などもできる限り触れる
承認も実行(偏りに注意、好きな人だけを承認しない)
⑤苦言はうまく表現
逃げないで正直に書く
文章として残ることをしっかり意識して記載(公文的な効果あり)
現状考えていること、これから実現したい事業所(法人)のカタチ
が伝わるように発信の仕方を工夫することも「発信力」を
磨く事に繋がります。
いかがでしょうか。
まだまだお伝えしたいポイントが沢山ありますので
引き続き管理職育成コラムにてお届けしてまいります。
ぜひまた目を通していただければ幸いです。
また、より詳しく知りたいという方は
施設長育成に必要な要点をまとめた無料レポートを
ダウンロードしてご利用ください。
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この記事を書いたコンサルタント
鈴木康祐
従業員数1500名規模の医療法人に新卒入社し介護部門に従事。法人史上最年少の23歳で有料老人ホームの施設長を務める。不振施設の立て直しを得意としてマネジメント業務に携わる。離職率50%超えの施設を1年で離職率5%まで改善させる。120床規模の新規施設の入居率を半年間で100%にする等の実績が評価され、介護部門のエリアマネージャーに就任。 船井総研入社後は、介護業界に特化し【マーケティング:集客、営業・人財採用】【マネジメント:管理者育成・研修・人事制度・教育体制構築】など幅広いテーマで組織活性化のコンサルティングを実践。業界経験があるからこそ現場の事を理解し、巻き込みながら 動かしていくスタイルが多くの経営者から支持を得ている。