【無料レポート付き!】利用者が約5年で200%増!医療保険を算定できる”旬”な介護・障がい福祉事業について

2023年10月20日配信

カテゴリ:
新規参入 障がい者就労支援 障がい福祉 介護

皆様、いつもありがとうございます。船井総研の家徳(かとく)です。

今回は、利用者が急激に増加しており、多くの事業所の盲点となっている
事業についてお伝えさせていただきます。

その事業とはズバリ「精神科訪問看護」です。

精神科訪問看護は参入している事業者が少なく、介護事業者様にとっては
「医療保険」を算定できるため、既存の介護保険報酬に加えた新たな
売上の柱を作ることができ、障がい福祉事業を展開されている事業者様
にとっては、既存の就労支援や相談支援事業との相性が非常に良い
ため、
新規事業として非常におススメです。

そこで本コラムでは、

・精神科訪問看護ってどんなサービスなの?
・通常の訪問看護と比べてどこが良いの?

という2つの疑問にお答え致します。

★精神科訪問看護ってどんなサービスなの?★

精神科訪問看護は、訪問看護の業態に区分されるサービスです。
主にうつ病等の精神疾患患者のご自宅にお伺いし、
訪問看護のサービスを提供することを指します。
通常の訪問看護との違いは大きく2つあります。

①利用者の年齢層
②訪問看護の中で提供されるサービス

1つ目は利用者の年齢層です。下記が精神疾患外来患者を
年齢別で分けたグラフになります。

グラフの通り、30代~60代前半が外来患者のボリューム層を占めるため
メインの利用者層になりますが、近年は75歳以上といった高齢者も
拡大傾向にあり、重度な認知症が認められる方等については
精神科訪問看護の利用が進んでいるのが現状です。
障がい福祉事業者にとっては、既存の就労支援事業の利用者の
在宅における生活まで関わることが出来るため、事業としての親和性
だけでなく自法人内の連携により質の高いサービスを提供
することが出来ます。

グラフ1

2つ目は実際の訪問看護の中での提供サービスです。
一般の訪問看護においては医療処置や健康維持が中心ですが、
精神科訪問看護の場合は、利用者とのコミュニケーションを通じた
対人関係の改善や生活リズムの確立のサポートがサービスの中心です。
そのため通常の訪問看護に比べご逝去による利用者数減少の懸念が少なく、
利用者数が安定しやすい
のも特徴です。

★なぜ精神科訪問看護が求められているのか★

精神科訪問看護が必要とされている理由の1つに精神疾患患者の増加があります。
下記グラフの通り、厚労省の「患者調査」によれば日本はうつ病等の
精神疾患患者が増加傾向であり、特に近年は10年間で約100万人と急激に
増加
しています。

グラフ2

精神科に係ることへのハードルが低くなっていることから外来患者数が
増加傾向であるため、患者の在宅における生活を支える精神科訪問看護の
ニーズも比例して高くなってきております。

データから見ても、精神科訪問看護の利用も増加傾向である
ことが読み取れます。
政府統計の「訪問看護療養費実態調査」によれば精神科訪問看護の
基本療養費の算定者数(=利用者数)は2013年から2021年までで
約6倍に急増
しております。

グラフ3

政府資料からも精神科訪問看護の市場は急激に拡大していることが
読み取れることから参入を検討するに値する事業と言えます。
また国の方針としても”精神障害に対応した地域包括ケアシステム”の構築を
進めております。この中で、「精神科医療機関、その他医療機関、
地域援助事業者、市町村などとの重層的連携による支援体制を構築」
とあり、
在宅復帰後は病院だけでなく、クリニックや就労支援施設、
訪問看護ステーションといった複数事業所が連携して患者を支えていく
ことが明文化
されているため、在宅の精神疾患の患者における
精神科訪問看護のニーズは間違いなく今後出てくる事が予想されます。

★通常の訪問看護と比べてどこが良いの?★

通常の訪問看護と比べて精神科訪問看護が運営面で優れているポイントは

①医療保険で算定できるため報酬単価が高い
②オンコール※が少なく、看護師採用の優位性が高い

※看護師が患者さんの急変時や、救急搬送時に勤務時間外であっても
呼ばれればいつでも出勤できるように待機していること

の2つ挙げられます。

1つ目について、精神科訪問看護は通常の訪問看護と異なり基本的には
医療保険で算定することが出来ます。全国訪問看護事業協会の
「訪問看護ステーション経営概況緊急調査報告書」によれば介護保険と
医療保険の訪問看護の単価を比較した際に、医療保険の方が訪問単価が
約1000円ほど高い
です。つまり、医療保険で訪問看護に入る方が1回訪問の
単価が高いため、医療保険で算定できる精神科訪問看護は収益的にも
魅力的な事業
と言えます。

2つ目について、下記の図は、実際に緊急訪問を行った際に、
算定できる緊急訪問看護加算の取得割合を通常の訪問看護と
精神科訪問看護で比較した図になります。

図1

図でわかるように、精神科訪問看護で実際に緊急訪問看護加算を
取得している割合は、通常の訪問看護の約5分の1程度であり、
オンコールの勤務体制を敷く必要性は高くない
ことが読み取れます。

何故かというと、精神科訪問看護は前述の通り医療処置のような
ご利用者様の”命”に関わるような処置は少なく、コミュニケーションを
通じた対人関係の改善や生活リズムの確立を補助するようなサービスが
中心です。そのため、オンコールのような緊急時の対応を求められる事が
通常の訪問看護に比べて少ない点が理由として挙げられます。
近年は若年層を中心にワークライフバランスを重視する方が増える中で
人員基準が定められている訪問看護にとって採用力は事業を継続する上でも
非常に重要な視点
と言えます。
人員基準を満たせず運営中止になってしまう訪問看護もある中で、
採用が難しいと言われている看護師を採用しやすいというのは
大きな魅力と言えます。

本コラムは以上となりますが最後に

・精神科訪問看護に是非参入したい
・精神科訪問看護を始める上でのポイントを知りたい
・精神科訪問看護の収益性を知りたい
・精神科訪問看護のビジネスモデルの詳細を知りたい
・成功している精神科訪問看護の事例を知りたい

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