【新規事業を検討中の経営者様へ】多くの法人が盲点となっている他社と”差別化できる”訪問看護とは

2023年10月11日配信

カテゴリ:
新規参入 障がい者就労支援 障がい福祉 介護

皆様、いつもありがとうございます。船井総研の家徳(かとく)です。

ここ数年、訪問看護の事業所数は急激に増加しております。弊社も
訪問看護を新規で立ち上げたいというご相談を多く受けておりますが、
ナーシングホームを始めることをきっかけに訪問看護を始める法人様や
通常の在宅向けの訪問看護を開設する法人様等パターンは様々ですが、
一方で

・訪問看護は多くの法人が参入してるからレッドオーシャンでは?
・今から訪問看護に参入するのは遅い?
・訪問看護で看護師を採用できるか不安

という声を経営者様から実際に頂くこともあります。

結論からいうと、訪問看護は今後も必要とされるサービスのため参入するに
遅いということはありませんが、競合が増えているという事は事実です。
そこで、今回は訪問看護の中でも他社の”盲点となっている”訪問看護の
新テーマについてお伝えさせて頂きます。

★増え続ける訪問看護★

訪問看護は前述の通り、増加傾向ですが実際どのくらい増えているので
しょうか
下記は全国訪問看護事業教会が公開しているデータですが、ここ10年で
倍増と急激に増えています。

図1

報酬改定の後押しやコロナ禍における在宅医療への注目、ナーシングホーム
の増加等、要因は様々ですがこれだけ急激に事業所数が伸びている業態も
他にはないです。

これだけ数が増えている訪問看護ですが、一方で解散率や中止率が
高いのも特徴です。年によっては、その年に出来た訪問看護の半分が
解散してしまうデータもあり、やれば必ず収益化出来るという訳では
ないです。特に近年は事業所数の増加もあり、

・収益化することが出来ない(=利用者を獲得することが出来ない)
・看護師を採用・定着できない

等といった理由で訪問看護を閉めてしまう法人様もいらっしゃいます。
これだけ聞くと、訪問看護は難しいという印象を受ける方も
いると思いますが訪問看護の中でも

・競合がまだまだ少ない
・看護師を採用しやすい
・収益化しやすい(=営業利益率20%以上)

を実現出来る訪問看護があります。

★精神科訪問看護とは?★

通常の訪問看護に比べ、収益化しやすく看護師を採用しやすい
”精神科”訪問看護についてここではお伝えします。

精神科訪問看護とは、名前の通り、訪問看護の業態に区分される
介護サービスです。その中で、精神科訪問看護とは、主にうつ病等の
精神疾患患者のご自宅にお伺いし、日常生活のリズムの確立をサポートする
といったサービスを提供します。精神科訪問看護の事業としての魅力は
下記の3つがあります。

・市場性が高く、今後も求められるサービス
・医療保険で算定できるため報酬単価が高い
・オンコール※が少なく、看護師採用の優位性が高い

※看護師が患者さんの急変時や、救急搬送時に勤務時間外であっても
呼ばれればいつでも出勤できるように待機していることを指します。

1つ目については、精神科訪問看護の利用者数の増加など、
市場が広がっていることがあります。下記のグラフにあるように日本は
うつ病等の精神疾患患者が増加傾向であり、特に近年は10年間で
約100万人と急激に増加しています。

図2

精神患者の増加に伴い、精神科訪問看護の利用も増加傾向であり、
政府統計の「訪問看護療養費実態調査」によれば精神科訪問看護の
基本療養費の算定者数(=利用者数)は2013年から2021年までで約6倍に
急増
しております。更に国の推進する”地域包括ケアシステム”においても
精神科訪問看護の役割は重要視されており、今後も求められるサービス
と言える
でしょう。

2つ目について、精神科訪問看護は通常の訪問看護と異なり医師の
指示書があれば全て医療保険で算定することが出来ます。
全国訪問看護事業協会の「訪問看護ステーション経営概況緊急調査報告書」
によれば介護保険と医療保険の訪問看護の単価を比較した際に、
医療保険の方が訪問単価が約1000円ほど高いです。

つまり、医療保険で訪問看護に入る方が収益的には高いため、
医療保険で算定できる精神科訪問看護は収益的にも魅力的な事業
と言えます。
また、医療保険は介護保険のような介護度に応じた算定の上限額が
ないためサービス導入をしやすいという利点もあります。

3つ目については、精神科訪問看護は前述の通り医療処置のような
ご利用者様の”命”に関わるような処置は少なく、コミュニケーション
を通じた対人関係の改善や生活リズムの確立を補助するようなサービス
が中心です。そのため、オンコールのような緊急時の対応を
求められる事が通常の訪問看護比べて少ないです。
下記の図は、実際に緊急訪問を行った際に、算定できる
緊急訪問看護加算の取得割合を通常の訪問看護と
精神科訪問看護で比較した図になります。

図2

図でわかるように、精神科訪問看護で実際に緊急訪問看護加算を
取得している割合は、通常の訪問看護の約5分の1程度であり、
オンコールの勤務体制を敷く必要性は高くないことが読み取れます。
オンコールを苦手とする看護師も多い中で、オンコールを必要としない
精神科訪問看護は採用においても優位性があると言えます。

★今から参入できるか★

結論からお伝えしますと、今参入するのがベストです。
精神科に特化した訪問看護は数がまだまだ少ないのが現状であり、
精神疾患患者の増加も続いていることから参入する余地は十分あると
言えます。また、国が推進する”精神障害に対応した地域包括ケアシステム”
においても精神科訪問看護は在宅生活を支える重要な役割となっている
ため国の方向性と一致した事業と言えます。

ここまで精神科訪問看護について、基本的な概要、通常の訪問看護と
比べた優位性をお伝えしましたが、より深くお伝えするために
セミナーをご用意させて頂きました。
下記の

・訪問看護に過去参入したが、失敗してしまった
・精神科訪問看護に是非参入したい
・精神科訪問看護を始める上でのポイントを知りたい
・精神科訪問看護の収益性を知りたい
・精神科訪問看護のビジネスモデルの詳細を知りたい
・成功している精神科訪問看護の事例を知りたい

に該当する方にはピッタリのセミナーとなっています。

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この記事を書いたコンサルタント

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