東京都で数少ない超強化型老人保健施設

 介護老人保健施設 三鷹ロイヤルの丘は、平成25年4月に開設。全床ユニット型個室という施設の特徴を生かし、入居者様の各々のペースで生活できるようになっている。
「超強化型老健」とは、在宅復帰率、他9項目の高い条件・基準をクリアした在宅復帰・在宅支援機能に特に優れている老健施設であり、今までの「在宅復帰強化型老健」の更に上の「超強化型老健」の指定を受けている。三鷹ロイヤルの丘では、入所者様に対し、質の高いリハビリ・医療・介護サービスを提供しており、「心のこもったケア」「居心地の良い空間づくり」「安らぎのある平穏な日々」の実現を目指し、日々の暮らしをサポートしている。

介護職員を中心に運営を行なう

 2018年度診療報酬改定で、在宅復帰率の適用が改定され、急性期一般入院料1からの入所は加算が無くなり、地域包括ケア病棟では在宅復帰率のカウントが出来なくなった。そして今年(2018年)行われた介護報酬改定では、在宅復帰率に影響を与えるリハビリ提供機能なども評価するようになり、全部で「超強化型」「在宅強化型」「加算型」「基本型」「その他型」の5段階による評価軸へとさらに改変された。
 三鷹ロイヤルの丘の「在宅復帰・在宅療養支援機能評価」は、取材日(2019年1月)では、超強化型の指標の70ポイントを大きく超え、82ポイントであった。三鷹ロイヤルの丘でハードルが高いのは要介護度、吸引、胃瘻の一定数の利用者様の確保が難しいとのこと。また、在宅復帰率をキープするために、入所してから計画的に支援相談員が関っている。また、ユニット型個室という特性を活かし、個室代がかかるお部屋では、比較的長期の入所が可能である。そのため、住み慣れた地域で最期を迎えたい地域の方の入所が多い。

近隣の大学病院、同法人の吉祥寺南病院からの紹介入所が多く、入所依頼に関しては、原則的に断らないことをモットーとしている。120床の入所者に対し、看護師は18名、夜勤者看護師2名おり、夜間の喀痰吸引等の医療行為も対応可能である。また、要介護1,2の高齢者を積極的に受け入れている。

 昨今、介護職員の確保、離職率が全国的な問題であるが、当施設では、介護職員を中心に運営を行なうことにより、自主性を尊重、業務改善を行ない、やりがいをもたせ、離職率を大幅ダウンすることができた。

超強化型老人保健施設の運営

 超強化型の老人保健施設の運営について、理学療法士で相談室室長の竹原真也氏に話を伺った。
「おかげ様で稼働率は98%以上で、入居待ちの方もいらっしゃいます」同施設に入所を希望される方は、リハビリの意欲が高い方、特別養護老人ホームの入所待ちの方、地域で看取りを希望されている方等々、幅広い高齢者の入所に対応されている。認知症、徘徊、感染症等の受け入れも相談により可能、紹介は基本的には、断らないという。また、「介護保険負担限度額認定証」をお持ちの場合、サービス付高齢者住宅よりも老人保健施設の方が、月々の負担額が少なく済むため、入所を希望されることも多いという。
 超強化型老健で懸念される在宅復帰率の問題であるが、先述の通り、介護度1,2 の方でも積極的に受け入れしている。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、相談員との情報共有を行ない、また、地域のケアマネージャーとの連携の強化を行ない、在宅生活に戻れるように援助している。







 三鷹ロイヤルの丘では、アットホームな中にもプライバシーが守られる環境で、入居者様方が穏やかに過ごされていた。明るい、穏やかな雰囲気の中、一生懸命リハビリされている利用者様も多く、リハビリに力を入れていることが見て取れた。


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