稼働率を上げるために必要な4つの要素

2020年10月23日配信

カテゴリ:
放課後等デイサービス

皆様、こんにちは。
船井総研の中谷です。

放課後等デイサービスは日本全国で約15,000ヶ所に迫り、拠点数だけで見れば競合状況もかなり厳しくなってきているのではないでしょうか。競合が多くなれば、それだけ利用者獲得の競争も激しくなり、事業所の経営状況も危ぶまれていくことが想像できます。

しかしながら、競合が増えている中でも利用者をしっかりと集客でき稼働率を向上させることができている事業所も多く存在します。稼働率を上げることができている事業所の共通点を考察したところ4つの要素があると考えられます。

①商品・サービスの明確化

これまでの放課後等デイサービスは保護者のお預かりニーズに対応した事業所が多く、支援内容もその保護者の要望に合わせて様々行っているという事業所が多いように思います。しかし、競合が増えてきた中で差別化を進めるためにはやみくもにいろいろな支援を取り入れるのではなく、サービスの軸をつくり、明確化することが必要です。コンセプトがはっきりしている事業所こそ、稼働率を上げることができています。

②販促戦略

利用者を集めるためには、サービスを明確化した後に「見える化」することが重要です。どれだけ良い支援でも地域に認知されなければ意味がありません。この認知度を上げる販促は地域によって効果の大小はあるものの、「訪問営業による関係機関への周知」「SNS・HPを活用したWEB上での情報発信」「定期的なイベント開催」以上の3つは継続的に行っていくことが必要です。1回やって終わりではなく継続することが必要です。

③保護者対応・契約率

「問い合わせが多いのに利用者が増えない」という事業所もあります。これは保護者が他事業所と比較して利用する事業所を選んできている証拠です。良い支援でき、説明をたくさんしたから契約ができるというわけではありません。保護者のニーズをしっかりと把握し、保護者が求めているものと、自分たちができる支援が合致したときはじめて利用したいという気持ちになります。契約率の向上は保護者の気持ちをいかにカバーできるかがポイントになります。

④継続利用と利用増回

稼働率が上がっている事業所は総じて利用者が辞めることなく、週の利用回数も多く通われています。これは利用者が「楽しい」「行きたい」と思わなければ、そのようにはなりませんし、保護者も「成長を実感」できなければ利用することはないでしょう。良い支援を行っていくことが結果として稼働率の向上につながっていきます。

皆様の事業所では以上の4つの要素いかがでしょうか。
現状と比較し、稼働率を向上させるためには何が必要か分析していただければと思います。

今回は、その分析のお手伝いとして、放課後等デイサービス稼働率アップの成功事例セミナーをご用意いたしました。成功事例と比較することが一番の近道です。
ぜひご活用ください。

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この記事を書いたコンサルタント

中谷 文哉

中谷 文哉

大学卒業後、船井総合研究所に新卒入社。 運動学習特化型放課後等デイサービス、専門特化型の児童発達支援事業所、多機能型事業所の新規開発・業態転換・活性化をメインにコンサルティングを行う。現在は、「一般就労」を実現すべく、就労移行支援、就労継続支援A型、就労準備型放課後等デイサービスの新規開発・業態展開・活性化も手掛ける。 採用・集客からカリキュラム構築まで、現場に寄り添ったサポートを行う。

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