現場をこなす管理者から経営意識のある管理者になる方法

2024年5月29日配信

カテゴリ:
障がい福祉

みなさま、こんにちは。船井総合研究所の中谷文哉です。

福祉現場では、報酬改定もあり、

・個別支援計画の作成・修正
・新加算の記録
・4月新規契約者の手続き

など、現場を運営するだけで大変な状況ではないでしょうか。
大変な状況をいいことに現場運営だけに時間をとられ経営意識のある管理者にはなかなか遠ざかっているという話も多くお聞きしております。

そんな管理者・児童発達支援管理責任者には何が必要なのでしょうか。

経営意識が欠けている一番の理由はそもそも「数値を見ていない」ことにあります。
意識を高めようとしてもまずは数値を確認する癖がなければ認識することすらできません。しかしながらいきなり売上や利益の話をしては嫌がられることもしばしば・・・重要なのは見ていく順番にあります。

①KPI管理・・・契約者数・延べ利用日数・キャンセル数
②売上管理・・・月ごとの請求額
③利益管理・・・使っている経費の確認

この順番で管理できるようにしていきましょう。
特に「¥」のつくものは苦手な方が多いので売上につながるKPIの管理を徹底することで徐々に経営感覚を養っていくことができます。

ただし、経営数値が理解できるからと言ってどの事業所も利益管理を徹底させることが必ずしも成績にはつながっていきません。
例えばまだ新規開所すぐのところでは、KPI→売上管理という意識が必要で変に経費を意識させない方が軌道に乗りやすくなります。

このように経営感覚を持ってもらうにもそれぞれに段階がありますので自然に取り組めることから最終的には経営者と同じ目線で数値が見えるようにしていくことがよいでしょう。

まずはKPIがなんなのか、売上の仕組みがどうなっているのか、そちらを抑えていくことが重要になります。
そういった管理者・児童発達支援管理責任者が知っておくべき内容を網羅した研修を船井総研では企画しております。

少しでも気になった方はぜひご参加ください。

管理者・児童発達支援管理責任者向け研修


この記事を書いたコンサルタント

中谷 文哉

中谷 文哉

大学卒業後、船井総合研究所に新卒入社。 運動学習特化型放課後等デイサービス、専門特化型の児童発達支援事業所、多機能型事業所の新規開発・業態転換・活性化をメインにコンサルティングを行う。現在は、「一般就労」を実現すべく、就労移行支援、就労継続支援A型、就労準備型放課後等デイサービスの新規開発・業態展開・活性化も手掛ける。 採用・集客からカリキュラム構築まで、現場に寄り添ったサポートを行う。

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