【報酬改定】児童発達支援・放課後等デイサービスの検討状況
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今回より、来年4月に迫る報酬制度改定の方向性について各障がい福祉サービス毎に計6回に渡ってお届けいたします。
今後の事業安定継続、展開を図る上で必要不可欠な内容になります。
今回は、第1回「児童発達支援・放課後等デイサービス」編です!是非、最後までお読みください。
【児発・放デイ】報酬改定の主な検討の方向性まとめ
◆支援において、 5領域(「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」)を全て含めた総合的な支援を提供することを基本とすることを求めることを検討。総合的な支援と支援内容の見える化を進める観点から、事業所において、5領域とのつながりを明確化した事業所全体の支援内容を示すプログラムの策定・公表を求めることを検討。
◆児童指導員等加配加算について、専門職による支援の評価は専門的支援加算により行うこととし、経験ある人材の活用・評価を推進する観点から、配置形態(常勤・非常勤等)や経験年数に応じた評価とすることを検討。
◆専門的支援加算及び特別支援加算について、専門人材の活用とニーズを踏まえた計画的な専門的支援の実施を進める観点から、両加算を統合し、専門的な支援を提供する体制と、専門人材による個別・集中的な支援の計画的な実施を2段階で評価することを検討。
◆極めて短時間の支援は算定対象から原則除外するとともに、個別支援計画に定めた個々の利用者の支援時間に応じた評価が可能となるよう、支援時間による区分を設けることを検討。
◆延長支援加算を見直し、預かりニーズに対応した延長支援として評価することを検討。
◆放課後等デイサービスにおいて、通所や帰宅の機会を利用して、自立に向けた支援を計画的に行った場合の評価を検討。
◆放課後等デイサービスにおいて、高校生について、学校や地域との連携の下、学校卒業後の生活を見据えた支援を行った場合の評価を検討。
◆重症心身障害児への支援を促進する観点から、主として重症心身障害児を通わせる事業所についての評価の見直しを検討。
◆こどもの発達や日常生活、家族を支える観点から、医療的ケア児や重症心身障害児に、発達支援とあわせて入浴支援を行った場合の評価を検討。
◆放課後等デイサービスの個別サポート加算( Ⅰ)について、行動上の課題のある児への評価について見直しを行 うとともに、重度障害児への支援を充実させる観点から、著しく重度の障害児が利用した場合の評価の見直しを検討。
◆継続的に学校に通学できない児童(不登校児童)への支援の充実を図る観点から、放課後等デイサービスにおいて、通常の発達支援に加えて、学校との連携の下、学校への継続的な通学につながる具体的な支援を行った場合の評価を検討。
◆事業所内相談支援加算(事業所での相談援助)について、家族のニーズや状況に応じた支援の提供を促進する観点や、オンラインによる相談援助を推進する観点から、評価の見直しを検討。
◆児童発達支援・放課後等デイサービスにおいて、家族の障害特性への理解と養育力の向上につなげる観点から、家族が支援場面等を通じて、こどもの特性や、特性を踏まえたこどもへの関わり方等を学ぶことができる機会を提供した場合の評価を検討。
以上主な報酬改定の検討内容を記載させていただきました。
これからどのような単位になるか、正式な発表はまだですが他事業に比べて検討事項が多いのが児童発達支援・放課後等デイサービスです。
どのような改定内容にしても、稼働率アップをしていることは必須です。
しっかりと稼働率をアップさせたうえで、国から求められている支援の内容を実施していきましょう!
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この記事を書いたコンサルタント
中谷 文哉
大学卒業後、船井総合研究所に新卒入社。 運動学習特化型放課後等デイサービス、専門特化型の児童発達支援事業所、多機能型事業所の新規開発・業態転換・活性化をメインにコンサルティングを行う。現在は、「一般就労」を実現すべく、就労移行支援、就労継続支援A型、就労準備型放課後等デイサービスの新規開発・業態展開・活性化も手掛ける。 採用・集客からカリキュラム構築まで、現場に寄り添ったサポートを行う。