シニアマーケットにおけるオンラインマーケティングとは

2019年10月9日配信

カテゴリ:
マーケティング

「募集しても良い人材は来ない・・」、「(集客は)いつも同じところからの紹介だけ・・」、
皆さまはこの言葉を聞いて5年後の成長が想像できますか?

私は保険外事業を専門にコンサルティングしていますが、介護事業の業績を確認するとよく聞かれる言葉がこれです。
少しの工夫で変わるのに勿体ないと思ってしまいます。

では、少しの工夫とは何なんか、そのポイントは『信用度のアップ』です。
具体的には、インターネットやSNSのいわゆる『オンライン』と直接的な繋がりである『オフライン』の融合を行い信用を高めることです。

本日は主にオンラインであるインターネットとSNSについてお伝えします。

総務省の最新の発表(2017年)によるとスマートフォンの世帯保有率は75%と既にパソコンを抜いています。
今はスマートフォンで「誰でも・簡単に・すぐに」情報を得ることができます。

我々のいるシニアマーケットでも当然同じです。
例えば、自分の家族が行く通所サービスあるいは自宅へ来る訪問サービスをケアマネージャーに紹介されたら、その会社のホームページを見ませんか?

成長が鈍っている事業・会社ほど「ホームページはあるけど・・」、「SNSはわからないからちょっと・・」となっています。
その結果、情報発信力が極端に低いのです。

採用でいえば働き世代は必ずホームページを見ますし、20代・30代など若い世代ではSNSも見ているでしょう。
このように、良いサービスを提供していてもそれだけでは勝ち残っていけない、これから益々そんな時代になっていきます。

一方、保険外事業に取り組んでいる会社は真逆です。
市場で認知を高め、会社や事業をより魅力的に見せるため、新サービスの紹介、スタッフの日常、事例、イベントのお知らせ、お役立ち情報等々、常にターゲットへの最新情報を発信しています。
なぜなら、情報発信の鮮度が高く、その発信量が信用に繋がるからです。

保険外での成果から介護事業でも同じように取り組まれる会社がいます。
その結果、InstagramやFacebookでも高齢者が楽しそうに体操している動画などSNSの活用事例がどんどん増えています。
新しい取り組みによる情報発信力で信用を高めている会社と、旧体質の会社ではどちらが今後のシニアマーケットで選ばれるのか、想像は容易だと思います。

経験上、インターネットやSNSが得意な社員が社内にもいるはずです。役割を持たせることで活き活きと投稿してもらえることが意外と多いです。

是非、自社の事業戦略の一端にインターネット・SNS活用によるオンラインマーケティングの強化をお考えいただき、『信用力』を高めるきっかけ作りをしていただければと思います。

 

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この記事を書いたコンサルタント

久積 史弥

理学療法士として病院、介護会社の責任者を経験した後に船井総合研究所に入社。前職では訪問看護事業の営業、看護師・理学療法士など約30名のマネジメントに従事、高収益事業として組織を牽引した実績を持つ。 現在は、介護・医療・保険外と幅広い領域でコンサルティングを行う。新規事業の立ち上げの経験が豊富であり、資格者採用・育成による組織活性化、営業による顧客獲得を得意とし、事業推進の手腕に定評がある。

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