不足する中高生向け障がい福祉事業

2017年8月23日配信

カテゴリ:
放課後等デイサービス

皆様、こんにちは。障がい福祉チームの中谷文哉です。
 
障がい福祉には未就学児対象の児童発達支援からはじまり、放課後等デイや就労支援、生活介護、グループホームと、様々なサービスがあるのはご承知の通りです。すべてのサービスは、保護者の方々を助けるため、そして障がい児・者の自立支援のために存在します。
 
障がい児たちも大人に向けて着々と成長します。保護者も行政もできれば一般就労して欲しいと願いながら、不安や悩みは尽きません。しかし、自立・就職に向けた準備フェーズは、まだ十分に整備されているとは言えないのです。そして障がい者の方々でも、働きたいという想いがあっても多くの方々が就職できていない、就職しても挫折してしまうという実情もあります。
 
障がい福祉には多数のサービスが存在しますが、この状況を支援でき、かつ未だ十分に提供されていないものがあります。その1つが「就労準備型の放課後等デイ」です。
 
そもそも放課後等デイは、小学校1年生から高校三年生までの障がい児を対象としたサービスです。しかし、既存の放課後デイは預かり型や運動特化型など小学生をメインとしたサービス内容が多く、対象者である中高生をメインとしたサービスが少ない状況です。もちろん運動等のサービスも中高生には必要であるのですが、高校生になった時にご本人と親御様が最も不安なのは「就職」です。
 
「このままで就職できるのか?」「就職できても続けることはできるのか?」「生活していける収入を得られるのか?」など悩みは尽きません。このニーズに答えようとするためには就職に向けた専門プログラムが必要になります。また、就労準備型放課後デイはまだまだ不足しているので、急増している放課後等デイの状況の中でも利用者獲得が容易です。
 
船井総研でご紹介させていただく就労準備型放課後デイはパソコン、SST(ソーシャルスキルトレーニング)、実践作業、社会体験などを組み込んだプログラムです。ただ、その内容より大切なのがそれらの時間配分やプログラムのブラッシュアップ、利用者への習得のさせ方にあります。ここについては下記のセミナーでお伝えできればと考えております。
 
どの地域も人手不足が深刻になっています。地域の貴重な人的資源を生かすことが大事な時代、障がい児たちの就職に大きく貢献できる事業を展開されてはいかがでしょうか。
 
 


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今回の担当コンサルタント

介護・福祉グループ 障がい福祉チーム

中谷 文哉(ナカタニ フミヤ)

立命館大学政策科学部卒業後、船井総研に新卒入社。フードビジネスのコンサルティングを経験した後、以前から希望していた障がい福祉チームに配属。放課後等デイサービスの新規立ち上げや就労継続支援A型事業所でのコンサルティングを経験している。現在は、現場主義でのコンサルティングを行いながら、Webの活用や採用などにも力を注いでいる。
 
 

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