稼働率120%以上!就労準備型放課後デイの取り組み
- カテゴリ:
- 放課後等デイサービス 障がい者就労支援 障がい福祉
いつもメルマガをご覧いただきありがとうございます。
今回は、弊社で取材を行わせていただきました「ありがとうファミリー株式会社様」のお取り組みをご紹介させていただきます。
1人1人に合わせたカリキュラムの作成
カリキュラムは、「スキルをみにつける」、「大人になる土台をつくる」、「イメージする・コミュニケーション」の3つの種類があり、ご利用者様1人1人に合わせて個別支援計画の作成を行います。短期、中期、長期で目標を立て、目標に合わせてカリキュラムを組みます。3か月に1回見直しをし、ご利用者様のやりたいことやできるようになりたいことをサポートしながら、支援を行っています。
就職に向けて、コミュニケーションスキルは身につけておかなければなりませんが、カリキュラムの中にグループワークがありません。そこで、トランジットジュニアでは、どのようにコミュニケーションスキルをつけているのでしょうか?
有恵様によると、事業所に来た時点でグループワークが始まっており、自分なりに考えて他のご利用者様やスタッフと会話をします。スタッフはあくまでも見守る立場で、ご利用者様1人1人の話し方や聞き方を観察し、時には会話のお手伝いを行います。好き嫌いや関わる相手の選び方を勉強するためにも、あえてグループワークは設定していないということです。
トランジットジュニアが選ばれる理由
集客だけでなく、採用の点でも問い合わせが多く来ています。まず、集客で最も多い申込経路がホームページです。就労準備型放課後等デイサービスだけでなく、他事業のホームページもすべて自社で製作されています。元々専門の方だったわけではなく、独学で勉強しながら製作やリニューアルを通して、上達されていっているようです。
そして、採用でも一工夫加えられています。それは、求人のタイトルを「児童指導員、療育スタッフ」から「eスポーツ指導員」としたことです。その変換により、一時期2週間で30件、現在も月に1~2件応募がきています。
これらの点から、利用者様や求職者のどちらからも注目されています。自社のこだわりを持つことや、時流に合わせてサイトや求人を変えていなければなりません。
稼働率120%以上
トランジットジュニアは、13歳~18歳の中高生向けの就労準備型放課後等デイサービスです。「好きを力に生きていく」というコンセプトのもと、将来の働き方を視野に支援を行われています。
10月時点で利用者は62名、待機は14名いらっしゃいます。毎日定員での予約をいただき、稼働率は120%以上ということです。小学校低学年中学年からの問い合わせも多く来ており、人気が伺えます。
また、人気のカリキュラムの1つであるeスポーツは、教育的なニーズや価値があるとされています。(参照:経済産業省「日本のeスポーツの発展に向けて」
実際に、トランジットジュニアでもご利用者の3分の1の方が熱心に行っています。Eスポーツは、キーボードの3割を使うため、ゲームをしながらキー配置を覚えることが出来るという特徴があります。タイピングが嫌いなお子様でも、ゲームを通してキー配置を覚えられています。さらに、ヘッドセットを通して、コミュニケーションを取るため、対面で話す時よりも緊張感が少なく、活発になるお子様もいるということです。まだまだただのゲームだという認識があり、親の理解が必要となります。将来的に不安と感じる保護者もいらっしゃるのが現実ですが、プロを目指すこともでき、療育効果も期待できます。それらをしっかり説明することで、契約に繋げられています。
今回ご紹介させていただきました、ありがとうファミリー株式会社 有恵様に11月26日開催の放課後等デイサービス経営研究会にゲスト講師としてご登壇頂きます。
今、人気のeスポーツやVRのカリキュラムなど、独自のカリキュラムの作成方法など様々なお話をしていただきます!
利用者様に楽しんで事業所へ来ていただくためのトランジットならではの取り組みを対談形式でお伝えします。
開催概要については、以下をご覧ください。
放課後等デイサービス経営研究会のお知らせ
https://www.funaisoken.co.jp/form/study?contact_number=068062