取材記事　株式会社ありがとうファーム様の取り組み紹介

2022年1月26日配信

カテゴリ：: 障がい福祉

いつもメルマガをご覧いただきありがとうございます。

本日は弊社で取材をさせていただきました法人や事業所の取組みについてご紹介させていただきます。

今回ご紹介させていただきますのは、岡山県で就労継続支援A型事業を展開しております、株式会社ありがとうファーム様の取り組み内容についてです。

企業概要について

ありがとうファーム様は「いきいきと堂々と、人生を生きる。」という理念を掲げ、「知ることは、障がいを無くす。の社会への浸透。」「共生社会創造を、障がい者の真の声と姿を届け、実現に貢献する。」という使命の下に日々事業運営をされております。

元々は現会長の木庭寛樹様が、親しくされていたご友人から就労継続支援A型について話を聞き、本事業をスタートされました。
事業を行っていく中で、障がいをお持ちの方々が驚くほど高い能力を持っていることに気づき、彼らの可能性・能力を最大限社会に広げてあげたいという想いで現在まで運営を続けられております。

特徴的な取り組み内容　アートとサービス業の2本柱　SDGｓへの取り組み

そしてその強い想いが実際に取り組まれている2つの取り組み内容に表れております。
ありがとうファーム様は、「アート」と「サービス業」の2本柱を中心に日々活動されております。

特に「アート」領域において非常に特徴的な取り組みをされておりましたのでご紹介いたします。

ありがとうファーム様のご利用者様（ありがとうファーム様ではご利用者様のことをメンバーと呼んでおりますので、以下メンバーと記載させていただきます。）には、ハンディキャップアーティストと呼ばれる方々がいらっしゃいます。

彼らは絵画や編み物など様々なアート作品を創作し、ありがとうファーム様を通して社会に自らの個性を表現されております。

またアート作品を通して一般企業とのコラボレーションによる各企業のSDGｓの実現にも貢献されております。
具体的には、ハンディキャップアーティストが創りだしたアート作品を一般企業へレンタルアートとして提供する形でコラボレーションをされております。

例えば建築会社とコラボレーションし、建設場所の周囲にハンディキャップアーティストの方が作成したアート作品が掲載されたフェンスを設置いたします。
そうすることで一般企業にはSDGsの取り組みのアピールにもなりますし、ありがとうファーム様としては、メンバーの能力や可能性を社会に公開できる機会にもなります。また、レンタル料としてコラボレーション企業様から費用をいただくことで、生産活動収入の向上にもつながります。

SDGｓへの取り組みをどうすればよいか分からない企業、自分の可能性を社会に提供していきたいメンバー・ありがとうファーム様、もちろん生産活動収益の向上も含めて、すべての関係者にとって良い取り組み内容となっております。

テレワークの推進について

ありがとうファーム様はテレワークの推進にも積極的に取り組まれております。

コロナ禍もあり、障がい福祉事業者様の中でも多くの企業様がテレワークによる生産活動の実施を検討されているかと思われます。
そんな中、ありがとうファーム様は6年ほど前からテレワークを実現されております。

アート制作や編み物制作などの活動内容が多いため、テレワークでも問題なく活動ができているといいます。

メンバーの管理方法についてお尋ねしたところ、Skype・メールにて毎日始業・終業の連絡と成果の写真を送ってもらい、勤怠管理を行っているとのことです。
また、週に1度は出勤を義務付けており、達成度の評価や成果報告、仕事の相談、材料の持ち帰りを行うこととしており、現状は特に問題なく運用ができているようです。

さらに、特徴的な取り組みとして、ありがとうファーム様は各事業者様のためのテレワーク導入サポートも行っております。
テレワーク導入に当たって必要になる資料や準備等がまとめられている無料資料をHP上に公開されております。
累計で250件のダウンロード、さらに50件以上のテレワーク導入サポートも実施されてきたといいます。
テレワーク導入をご検討されている方は是非ありがとうファーム様のHPにアクセスいただき、資料をダウンロードしてみてはいかがでしょうか。