皆様、いつもありがとうございます。船井総研の家徳(かとく)です。
今回は事業所数が増えており、今大流行中の訪問看護の新テーマでかつ
収益性の高い”精神科訪問看護”について、そのビジネスモデルの詳細と
魅力についてご紹介させて頂きます。
【訪問看護】と聞いて、”え!それは介護事業では?”と感じる方も
いると思います。
確かに、訪問看護は介護サービスの1つですが、実は訪問看護の中でも
”精神科”訪問看護は障がい福祉のサービスとの親和性が非常に高いです。
詳細は、後述させていただきますが
・何か既存の障がい福祉事業と相性が良く収益性の高い事業を始めたい
という方は必見です。
★精神科訪問看護とは?★
精神科訪問看護とは、名前の通り、訪問看護の業態に区分されるサービス
です。
その中で、精神科訪問看護とは、主にうつ病等の精神疾患患者のご自宅に
お伺いし、訪問看護のサービスを提供することを指します。
通常の訪問看護との違いは主に3つあります。
①利用者の年齢層
②訪問看護の中で提供されるサービス
➂算定される保険
1つ目は精神科訪問看護の利用者の年齢層です。通常の訪問看護の場合、
利用者の年齢層は65歳以上の高齢者になってきますが、精神科訪問看護の
場合は高齢者に加えて30代~50代といった現役世代も対象になってきます。
2つ目は実際の訪問看護の中での提供されるサービスです。一般的な
訪問看護の利用者の場合は医療処置や健康維持が中心になりますが、
精神科訪問看護の場合は医療処置をすることはほとんどなく、
利用者とのコミュニケーションを通じた対人関係の改善や
生活リズムの確立といったサービスをすることが特徴です。
通常の訪問看護に比べて利用者の”命”とは離れているサービスのため
子育て等でブランクが長い看護師にとっても安心できる領域
というのも特徴です。
3つ目は算定する保険です。通常の訪問看護の場合は介護保険と
医療保険の2軸になりますが精神科訪問看護の場合は基本的に
医療保険1本で算定するサービスです。
後ほど触れさせていただきますが、医療保険の方が介護保険に
比べて単価も高く、介護保険のような年齢や介護度に応じた算定の
上限額もないため収益性が高いです。
★精神科訪問看護の事業としての魅力とは?★
ここまで、精神科訪問看護の概要、通常の訪問看護との違いをお伝えしましたが、
ここでは精神科訪問看護の事業としての魅力をお伝えします。
精神科訪問看護を参入する上で事業としての魅力は
①市場性が高い
②障がい福祉事業との相性が良い
➂医療保険で算定できるため報酬単価が高い
④オンコール※が少なく、看護師採用の優位性が高い
※看護師が患者さんの急変時や、救急搬送時に勤務時間外であっても
呼ばれればいつでも出勤できるように待機していることを指します。
の4つ挙げられます。
1つ目について、精神疾患患者の増加や精神科訪問看護の利用者数の
増加など、市場が広がっていることがあります。
下記のグラフにあるように日本はうつ病等の精神疾患患者が
増加傾向であり、特に近年は10年間で約100万人と
急激に増加しています。
精神患者の増加に伴い、精神科訪問看護の利用も増加傾向であり、
政府統計の「訪問看護療養費実態調査」によれば精神科訪問看護の
基本療養費の算定者数(=利用者数)は2013年から2021年までで約6倍と
急増しております。
統計資料からも分かるように、この精神科訪問看護の市場は急激に
拡大しており、参入を検討する余地がある事業といえるでしょう。
2つ目については、”精神科”訪問看護はサービスの利用者のメインが
30~50代の精神疾患患者になるため、就労支援事業等、
同じターゲットを相手としたサービスを既に持っている法人にとって
事業としての相性が非常に良いです。実際に精神科訪問看護の
利用者獲得においても、就労支援機関からご紹介をいただくケースは
多いため、障がい福祉サービスを既に持っている事は始める上で
大きな利点と言えます。また、ご利用者様のケアの視点から考えても
外での生活だけでなく、”在宅”における生活まで関わることが
出来るのは障がい福祉事業の持つ”社会性”の更なる強化につながる
と言えます。
3つ目について、精神科訪問看護は通常の訪問看護と異なり
医師の指示書があれば全て医療保険で算定することが出来ます。
全国訪問看護事業協会の「訪問看護ステーション経営概況緊急調査報告書」
によれば介護保険と医療保険の訪問看護の単価を比較した際に、
医療保険の方が訪問単価が約1000円ほど高いです。
つまり、医療保険で訪問看護に入る方が収益的には高いため、
医療保険で算定できる精神科訪問看護は収益的にも魅力的な事業と言えます。
4つ目については、精神科訪問看護は前述の通り医療処置のような
ご利用者様の”命”に関わるような処置は少なく、コミュニケーションを
通じた対人関係の改善や生活リズムの確立を補助するようなサービスが
中心です。そのため、オンコールのような緊急時の対応を
求められる事が通常の訪問看護比べて少ないです。
下記の図は、実際に緊急訪問を行った際に、算定できる
緊急訪問看護加算の取得割合を通常の訪問看護と精神科訪問看護
で比較した図になります。
図でわかるように、精神科訪問看護で実際に緊急訪問看護加算を
取得している割合は、通常の訪問看護の約5分の1程度であり、
オンコールの勤務体制を敷く必要性は高くないことが読み取れます。
オンコールを苦手とする看護師も多い中で、オンコールを
必要としない精神科訪問看護は採用においても優位性があると言えます。
★今から参入できるか★
結論からお伝えしますと、今参入するのがベストです。
精神科に特化した訪問看護は数がまだまだ少ないのが現状であり、
精神疾患患者の増加も続いていることから参入する余地は十分あると
言えます。また、国が推進する”精神障害に対応した地域包括ケアシステム”
においても精神科訪問看護は在宅生活を支える重要な役割
を担っているため国の方向性と一致した事業と言えます。
ここまで精神科訪問看護について障がい福祉事業との相性、
通常の訪問看護と比べた優位性をお伝えしましたが、より深く
お伝えするためにセミナーをご用意させて頂きました。
下記の
・訪問看護に過去参入したが、失敗してしまった
・精神科訪問看護に是非参入したい
・精神科訪問看護を始める上でのポイントを知りたい
・精神科訪問看護の収益性を知りたい
・精神科訪問看護のビジネスモデルの詳細を知りたい
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に該当する方にはピッタリのセミナーとなっています。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/105325
【超重要】障がい福祉事業者にオススメする”精神科”訪問看護とは
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この度船井総合研究所では、精神科訪問看護に参入して、
オンコールなしで営業利益20%達成するなど高い収益を実現している
事例企業をお招きしたセミナーを開催致します。
精神科訪問看護の概要、参入に必要なポイントを1日で理解できる
内容となっておりますので以下の該当する方におススメ出来るセミナー
となっております。
・訪問看護ステーションの開設を予定している方
・過去に訪問看護へ参入したが上手くいかなかった方
・競合が少ない事業を始めたい方
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