【第二の収益軸へ】安定経営を実現する高収益型就労継続支援の成功モデル
- カテゴリ:
- その他
平素よりお世話になっております。
株式会社船井総合研究所の俣野でございます。
放課後等デイサービスや介護事業を運営する中で、収益の頭打ちや人材不足、そして市場の競争激化といった課題に直面していませんか。
国の報酬だけに依存しない新たな収益の柱を模索する経営者様が増えています。
本記事では、就労継続支援B型事業で高い収益性を実現するための成功モデルと、その鍵となる障がい者キャリアパスの構築について解説します。
障がい福祉事業を取り巻く最新動向とB型事業の可能性
現在の日本において、障がい者数は過去最大となり、福祉サービスへの公的予算は過去18年間で約4倍に拡大し、2兆円を超える規模に成長しています。この市場の拡大は、国が障がい福祉を重要視している明確なサインです。しかし、既存の福祉事業では、人材不足や市場のレッドオーシャン化といった課題が顕在化しています。
〇「福祉事業の次の柱」としての就労継続支援B型事業のメリット
就労継続支援B型事業(以下、B型事業)は、一般企業での雇用契約を結んだ就労が困難な障がい者に対して、働く場を提供するサービスです。この事業が「福祉事業の次の柱」として注目される理由は、その収支構造にあります。
他の障がい福祉サービスとは異なり、B型事業は国の報酬に加えて、利用者が業務に取り組むことで生まれる生産活動収入という独自の収益軸を持つことができます。
これにより、国の制度に依存しすぎない安定した経営基盤を築くことが可能となります。
〇既存事業の強みを活かす参入の秘訣
B型事業への参入は、特に放課後等デイサービスや介護事業で培ってきたノウハウや人材(福祉に理解のあるスタッフなど)をそのまま活かせるため、既存事業とのシナジーが高いのが特徴です。
初期投資や人材育成のコストを抑えることができ、有資格者の配置基準が比較的緩やかな点も、人材確保のハードルを低くし、事業立ち上げの大きな後押しとなります。
これにより、新たな収益軸を確立しやすくなります。
高収益を実現する「障がい者キャリアパス構築」モデル
高収益型就労継続支援B型事業の成功事例として、株式会社スタンドトゥギャザー様のモデルが挙げられます。
この成功の鍵は、利用者のスキルや目標に応じた柔軟なキャリアパスを構築し、生産活動収入を最大化している点にあります。
単なる軽作業に留まらず、ウェブサイト制作、デザイン、動画編集、デジタルマーケティングといったIT業務を生産活動に取り入れています。
〇生産活動収入を月300万円に引き上げる具体的な手法
株式会社スタンドトゥギャザー様は、IT業務やデザイン、データ入力などの生産活動を通じて、月300万円の生産活動収入を達成しています。
これらの業務は、利用者のスキルや目標に合わせて作業を細分化することが可能です。
例えば、就労継続支援A型の利用者が顧客との打ち合わせや生産管理などの高度な業務を担い、B型の利用者が細かいコーディングやデータ入力といった補助業務を担当するといった、段階的なキャリアパスと役割分担を明確にしています。
この仕組みにより、利用者と健常スタッフが一気通貫したチーム体制で生産性向上を実現しています。
〇キャリアパス構築がもたらす利用者と事業所のメリット
障がい者のキャリアパス構築は、事業所だけでなく利用者にも大きなメリットをもたらします。
・利用者満足度と定着率の向上:目標を持つことで、モチベーションが向上し、長期的な利用に繋がります。
・スタッフの負担軽減:利用者の自立を促すことで、支援スタッフはより専門的な支援に集中でき、負担が軽減します。
・事業所の生産性向上と高収益化:利用者が主体的に業務に取り組むことで、事業全体の生産性が高まり、高水準の工賃を支払いながら事業利益を確保するビジネスモデルが実現します。
成功法人から学ぶ就労支援の経営戦略
株式会社スタンドトゥギャザー様が実践している就労支援4つの経営戦略は、高収益モデルを実現するための具体的な指針となります。
これらの戦略は、生産性の向上と持続的な事業成長のために不可欠です。
〇収益性を高める生産活動と育成戦略
成功戦略の一つは、収益性の高い生産活動の導入と、利用者主体の成長を促す育成です。
ウェブサイト制作やIT業務などを核とし、「仕事は断らない」姿勢で外注や小さな仕事から始め、顧客の信頼とノウハウを蓄積し、大きな取引へとつなげています。
育成においては、支援者が生産に直接関わらず、コーチングやチームビルドを通じて、利用者が主体的に課題解決に挑戦できる環境を整え、着実なスキルアップを促しています。
これは「できないことをサポートするのではなく、本人ができる、本人が責任を負う」という理念に基づいています。
〇明確なキャリアパスと変化に対応する柔軟な経営戦略
就労継続支援A型、B型、就労移行支援を連携させた一貫性のあるキャリアパスと評価制度を構築しています。
能力に応じた役割分担を明確にすることで、利用者は次に目指すべき目標を身近に感じ、キャリアアップを目指せます。
また、変化に対応する柔軟な経営戦略として、報酬改定や社会の変化を予測し、ITツールを活用した業務管理や情報共有の仕組みを導入し、テレワーク体制を構築しています。
さらに、就労定着支援で企業とのコネクションを形成し、定着率を高めることで、制度改正に合わせた安定的な経営基盤を築いています。
まとめ
就労継続支援B型事業は、国の報酬に加えて生産活動収入という新たな収益軸を確立し、安定した経営基盤を築く大きな可能性を秘めています。
その成功の鍵の一つは、IT業務などの多様な生産活動を取り入れ、障がい者キャリアパスを構築することです。
これにより、生産活動収入で月300万円を狙える高収益モデルの実現が可能となります。
既存の福祉事業のノウハウを活かしつつ、高収益型就労継続支援事業を設計するための具体的な手法を知ることが、就労継続支援が成功するための最初の一歩となるでしょう。
【限定開催】高収益型就労継続支援B型事業を実現する具体的手法を大公開!
今回本記事でご紹介した、成功モデル企業である株式会社スタンドトゥギャザーの代表取締役 爲國正芳 氏が、就労支援事業の成功事例とそのノウハウを講演するセミナーを開催します 。
また、船井総合研究所のコンサルタントによる、福祉事業を取り巻く最新動向や高収益モデルを実現するための資金計画・事業計画の立て方についても詳しく解説します 。
新たな収益軸を作り、\1,000万円が狙える/ 高収益型就労継続支援B型事業の具体的なロードマップを手に入れませんか ?
お申込みをお待ちしております。
障がい者キャリアパスで実現!高収益型就労継続支援B型セミナー

【講座内容】
第一講座:就労継続支援B型で、福祉事業の未来を切り拓く
講師:株式会社 船井総合研究所 藤光 孝法
■講座抜粋①:放課後デイや介護事業の収益課題を解決する、新たな事業の可能性
■講座抜粋②:なぜ今、就労継続支援B型への新規参入が最適な選択肢なのか
■講座抜粋③:制度の最新動向と、国の基準に縛られない高収益モデルの秘訣
■講座抜粋④:少ない投資で始められる、福祉事業の新たな収益の柱
■講座抜粋⑤:既存の人材やノウハウを最大限に活かす方法
■講座抜粋⑥:事業計画から運営まで、成功へのロードマップを徹底解説
第二講座:ゲスト講師が語る、高収益を生むB型事業の成功事例
特別ゲスト講師:株式会社 スタンドトゥギャザー 代表取締役 爲國 正芳 氏
■講座抜粋①:障がい者キャリアパスが、なぜ高収益に繋がるのか、その全貌を公開
■講座抜粋②:ITツールを活用した、利用者とスタッフが共に成長する組織づくりの秘訣
■講座抜粋③:軽作業からウェブ制作まで、多様な生産活動で利用者の可能性を広げる方法
■講座抜粋④:収益向上と、利用者のやりがいを両立させる具体的な事例
■講座抜粋⑤:ゲスト事業所の成功を支える、独自の経営理念
第三講座:【参入の秘訣】収益と生産性を最大化する事業戦略
講師:株式会社 船井総合研究所 俣野 健太
■講座抜粋①:事業モデルの種類と特徴(就労継続支援B型/児童発達支援/放課後等デイ)
■講座抜粋②:開設に必要な準備:資金・物件・人材・行政手続きの流れ
■講座抜粋③:初期段階で失敗しやすいポイントと回避策
■講座抜粋④:歯科ならではの強みを活かした差別化戦略
第四講座:本日のまとめ
講師:株式会社 船井総合研究所 藤光 孝法
■講座抜粋①:講座内容の総まとめ。就労継続支援B型参入のメリットと成功へのロードマップ
■講座抜粋②:放課後デイ・介護経営者のための、具体的な参入ステップ
■講座抜粋③:高収益モデルを実現するための、資金計画と事業計画の立て方
■講座抜粋④:セミナー参加者限定の特別特典。貴社の事業課題に合わせたオーダーメイドの参入計画を提案
【開催日時】
2025年12月2日(火)10:00~13:00
2025年12月10日(水) 10:00~13:00
2025年12月12日(金)10:00~13:00
【開催形式】
全日オンラインでの開催です!
【参加料金】
・一般価格 30,000円 (税込 33,000円)
・会員価格 24,000円 (税込 26,400円)
【セミナー詳細】
詳細は、こちらからご確認いただけます。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/134238
お申込みお待ちしております。