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株式会社船井総合研究所の金子です。
新年度間近の時期となりました。
この春、新しく障がい福祉業界に飛び込む未経験・新卒の社員を迎える法人様も多いのではないでしょうか?
しっかりとした研修を整えることで、新しく入社する社員がスムーズに現場に馴染み、長く活躍できる基盤を作ることができます。
では、未経験・新卒社員に向けてどのような研修を実施すべきなのでしょうか?今回は、特に重要なポイントをお伝えします。
①必ず押さえるべき!「業界の基礎知識と制度理解」
障がい福祉サービスの基本を押さえることは、仕事をする上で欠かせません。
新入社員が適切な支援を提供するためには、「どのような制度のもとで支援が行われているのか」「遵守しなければならない基準は何か」等を知ることが重要です。
具体的には、以下のような内容を最低限研修に取り入れることが望ましいです。
① 障害者総合支援法・児童福祉法の基礎
② 各種福祉サービスの種類と役割
③ 障がいの特性と支援の考え方
④ 売上の仕組み、お金の流れ
⑤ 人員配置の考え方
⑥ 各事業の職員配置基準
⑦サービス提供に必要な書類
⑧ 受給者証の取得の仕方
⑨ 基本的な加算
②案外忘れがちな「理念研修」
新入社員の研修には、制度の理解だけでなく、その法人ならではの考え方や大切にしている想いを伝えることも非常に重要です。具体的には、以下のような研修の実施をおすすめいたします。
①理念研修:法人のミッション・ビジョンを伝える
・法人の設立背景、社会的な役割、目指す支援の在り方を伝え、共通認識を持つ
②値観を共有するグループワークを実施
・「私たちが大切にする支援とは?」を考えるグループワークを実施
・先輩職員の経験談を交えながら、福祉職としての心構えを学ぶ
例:『法人ビジョンをもとに、社員として今日から実践すること、を対利用者・対保護者・対職員・対地域に分けて話し合ってみましょう』
【オンライン】1日で業界知識・社会人スキルが学べる研修!

上記でお伝えした通り、新卒社員や、業界未経験の中途社員に対しては、
基本的な知識や、大切な想いを理解していただくための研修実施が非常に重要です。
しかし、こうした法人独自の研修を準備しつつ、福祉制度の基礎や社会人としての基本スキルも教育するのは、どの法人様も多忙なこの時期、なかなか容易なことではありません。
そこで、今回弊社では、
児童発達支援・放課後等デイサービス、就労継続支援事業所向けに、
障がい福祉業界の基礎知識や、基礎的な社会人スキルの習得に特化した研修プログラムを提供させていただくことになりました。
福祉サービスの全体像や人員配置の考え方、加算の計算方法、必要書類など、実務に直結する内容をぎゅっと1日でオンラインで学べます。
「4月入社で採用したはいいが、結局はOJTになってしまい、現場社員の負担が大きい‥」
「社内で行っている研修だけで足りているのか分からない」
「理念研修は社内で準備して、そのほかの内容は外部の参加型研修も上手く活用したい」
という方は、是非お申し込みをご検討ください。
<日程>
●2025/04/02 (水) 10:00~14:00
●2025/04/03 (木) 12:30~16:30
●2025/04/09 (水) 10:00~14:00
●2025/04/14 (月) 12:30~16:30
この記事を書いたコンサルタント

金子理彩
大学を卒業後、船井総合研究所に入社。 フードビジネスのコンサルティングに従事した後、その経験を活かし、障がい福祉業界にて就労継続支援の新規開発及び活性化コンサルティングを行う。「経営者、障がい者、お客様の三方よしの実現」を目指しており、現在は主に就労継続支援A型B型の業態展開・業績UPを担当。 また特化型放課後デイサービス、児童発達支援のコンサルティングも手掛けており、現場に入り込んだサポートを得意とする。