【令和6年度報酬改定】年間300万近くの増収増益?!支援の質向上と収益増に繋がる専門的支援実施加算
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いつも コラムをご覧いただきありがとうございます。 船井総合研究所 子育て支援部の児玉です。 6月12日に配信したメルマガにて、「専門的支援加算」は「専門的支援体制加算」と「専門的支援実施加算」の2段階で評価されるようになったと紹介しました。 従来の「専門的支援加算(~187単位/日)」は「専門的支援体制加算(~123単位/日」に相当するもので、昨年度と同じ対応(理学療法士等を常勤換算1分追加配置)では 収入減となってしまいます。 しかし、「専門的支援実施加算」を取得することで(契約人数や利用頻度によっては)報酬改定前よりも収入が増えることが期待できます。
これまで「専門的支援加算」と縁がなかった事業所ほどチャンス
従来の「専門的支援加算」は理学療法士等の追加配置が常勤換算分必要でした。採用難易度が高い職種かつ、一定の療育数が安定的に見込まれないと加算職員の人件費分がカバーできなかったので、縁遠く感じていた事業所もあるかもしれません。 しかし今回の報酬改定によって 「専門的支援体制加算」は従来通り理学療法士等が常勤1名分必要ですが、「専門的支援実施加算」は常勤1名分でなくても加算の取得ができ、また基準人員や児童指導員等加配加算の職員が「理学療法士等」の条件を満たせば加算の人員配置要件を満たすようになりました。 これにより 下図のような基準人員のみの配置や、 下図のような理学療法士等の要件を満たす児童指導員等加配加算対象者がいる場合も 追加の人件費なしで 加算が取得できるようになりました。 例えば、その他級地で 150単位/日×4回×40人×10.0×12か月分の加算を取得した場合 なんと年間で約288万円の増収・増益をすることができ、支援の質を向上させながらも収益増を実現することができます。
成功のカギは業務効率化・事務負担の軽減
とても魅力的で、事業所にとって メリットも大きい「専門的支援実施加算」ですが、個別支援計画とは別に「専門的支援実施計画」を作成し、それに基づいた支援を行い、そしてその支援結果を別途記録する必要があります。 特に今回の報酬改定で個別支援計画の大幅見直しが発生した事業所も多いかと思いますが、ただでさえ業務が圧迫しているところに追加の事務作業が発生する、ということで取得を諦めている事業所様も多いのではないでしょうか。 今回の報酬改定は、「支援の質向上」がキーワードとしてあり、支援の質向上に繋がるような加算が見直されたり、新設されたりしていますが、同時に様々な計画や記録が求められています。「専門的支援実施加算」に限らず、今後の児童発達支援・放課後等デイサービスの収支改善・経営安定化のカギとなるのは「加算の取得」であり、そのためには業務効率化・事務負担の軽減が不可欠です。
新商品「スマートアシスト」で業務効率化をしながら「スマート」に加算取得
先述したような業界課題を解決するべく、この度 船井総研では計画策定支援ツールである「スマートアシスト 専門的支援実施加算版」を開発し、リリースしました。 「スマートアシスト」とは利用児童・生徒分の計画を一括で作成することができるExcel・Wordツールです。先行導入いただいた企業様からは「最初1枚1枚作成していた頃よりも時間が半分くらいになった」「こういうサービスがあったらいいな、と思っていた」と大変好評をいただいております。 この「スマートアシスト」ですが、 ✓ Excelで簡単にデータを一括作成できる ‥一括作成や編集、コピーもしやすく、時短に繋がる。また一覧で内容を見直すことができるのでミスが少なく、計画の質が上がる。 ✓ 達成目標や支援内容が選択式 ‥5領域に対応した全250種の達成目標や支援内容あり。達成目標を選ぶとそれに紐づいた支援内容が半自動的に選べる。 ✓ 自由なカスタマイズが可能 ‥すべての選択肢について 事業所で編集・更新が可能、ノウハウもたまりやすい仕組みとなっているので次回以降の計画策定がしやすい。 等の特徴がございます。 専門的支援実施加算についてもっと詳しく知りたい方、またスマートアシストについて より詳細な内容を知りたい方は、ぜひこちらのダウンロードレポートもご覧ください