【新規事業】投資リスクを抑えた20室モデルが、地域に不可欠な「看取り」を支える
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日々、全国の介護経営者様と向き合う中で、最近特に多くいただくご相談が「これからの施設経営をどう描くべきか」という切実な悩みです。
現在の介護報酬制度のもと、既存のサ高住や有料老人ホームの運営だけでは、物価高騰や人件費の上昇をカバーしきれず、利益の確保に苦戦している法人が少なくありません。その一方で、「地域の医療ニーズに応えきれていない」という葛藤を抱える経営者様も多いのではないでしょうか。
今回は、それらの課題を同時に解決し、地域で圧倒的な存在感を放つための「戦略的新規事業」についてお伝えします。
地域に必要とされ、小規模ながら高収益を実現する「ナーシングホーム」事例
多くの経営者様が「施設を作るなら40〜50室は必要だ」と考えがちですが、実は人口の少ない商圏や、投資リスクを抑えたい新規参入において、20室前後の「小規模モデル」が非常に有力になります。
ナーシングホームは、要介護4・5の方や、末期癌・難病といった医療依存度の高い方を対象とします 。介護保険報酬に加え、訪問看護による医療保険報酬が加わることで、1人あたりの月額単価が通常施設の倍に達することも珍しくありません 。
この高単価モデルであれば、20室程度の小規模であっても、一般的な介護施設を大きく上回る収益性を確保できます。「空き家活用」や「既存建物の転用」といった、初期投資を抑えたスタートが切れるのも小規模モデルの大きなメリットです。
看取り難民をゼロにする社会貢献性
「収益の話ばかりすると、現場の看護師やスタッフに嫌がられる」と心配される経営者様もいらっしゃいますが、ナーシングホーム事業においてはその心配は不要です。なぜなら、この事業の収益源は「それだけ手厚い医療・看護を提供した証」だからです 。
現在、病院の入院期間短縮により、行き場を失った「看取り難民」が地域に溢れています 。 「最期まで自分たちらしく過ごしてほしい」 「病院ではなく、温かみのある施設で看取ってあげたい」 こうした家族の願いを叶える場所を作ること自体が、極めて高い社会貢献につながります。
高い収益性は、スタッフへの給与還元や教育体制の充実に直結し、結果としてさらに質の高いケアを生むという「良い循環」を作り出します 。専門職が「自分の技術を最大限に活かして、地域に貢献している」と誇りを持てる環境を作ること。これこそが、これからの時代に選ばれる経営の姿です。
小規模ナーシングホーム新規参入セミナーのご案内
今回お伝えした「小規模×高収益×社会貢献」を具現化するための具体的なノウハウを凝縮したセミナーを開催いたします。
「20室で本当に利益が出るのか?」「看護師をどう確保し、どう教育すればいいのか?」といった、経営者様が抱くリアルな疑問に、最新の成功事例を交えてお答えします。
※医療法人以外の方々にとっても有意義な情報を得られる内容になっています
19室の小規模ナーシングホーム事例公開セミナー
【このような方にオススメ】
・事業多角化やM&Aの中で施設経営を検討されている方
・小規模の施設からスタートし、リスクを抑えて早期に事業を軌道に乗せたい方
・既存の遊休資産(土地・建物)を有効活用し、高齢者施設をつくりたい方
【開催概要】
・日時 場所
2026/03/08 (日) 14:00~17:00
大阪会場(船井総研グループ大阪本社 サステナグローススクエア OSAKA)
2026/04/12 (日) 14:00~17:00
東京会場(船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエア TOKYO(八重洲))
この記事を書いたコンサルタント

久積 史弥
医療・介護業界に精通したコンサルタント。理学療法士資格を保有し、病院勤務、在宅介護現場での経験に加え、管理職として組織マネジメントも経験。船井総研にて、新規事業の推進、事業の最短軌道化を専門とし、実績とデータに基づいたコンサルティングを提供。クライアントの状況を的確に把握し、目標達成に必要な要素をシンプルに整えることで成果を創出します。














