今、日本における残された成長市場。 障がい福祉業界の実態とは
- カテゴリ:
- 障がい者就労支援
いつもメルマガをお読みいただき、ありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の金子です。
突然ですが、『障がい者支援事業(以下、就労継続支援事業)』に皆さまはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
◆「低賃金で働かされている…」
◆「暗い作業場のようなところで地道な作業をしている…」
◆「一度事業所に入ったら、就職は難しい…」
このようなイメージをお持ちの方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし近年の『就労継続支援事業』は、これを覆す、
おしゃれで・高収益・高賃金な事業所も徐々に増えてきています。
現在、国内の就労継続支援事業所は約18,000カ所存在しており、国内の障がい者数の増加に伴いサービスの利用ニーズも高まり続けています。
ただ、就労継続支援事業は国からの給付金で運営を行う事業のため、まだまだ「良質とは言い難い事業所」が一定数存在していることも確かです。
このような市場・業態環境の中で、船井総研では、日本の障がい福祉業界をより良いものにしていくためのひとつの施策として、おしゃれで・高収益・高賃金な”スイーツ専門店×就労継続支援事業モデル”を提唱しています。
スイーツ専門店×就労継続支援事業モデルとは?
そもそも、就労継続支援事業とは、通常の事業所に雇用されることが難しいような障がいをお持ちの方に対して、就労の機会を提供するとともに知識・能力の向上のために必要な訓練等をしていただく場所になります。
事業のベースの売上は「国からの保険収入」になります。
そこに、障がい者の方々に働いていただくことによって得た収支が、売上に乗るのがこの就労継続支援事業です。
この就労継続支援事業でのお仕事の内容として、スイーツの製造や包装、接客などを障がい者の方々に実施していただきます。
本モデルのKPIは、下記のとおりです。
◆スイーツ店の売上(生産活動収入と呼ばれる):450万円
◆保険収入:650万円
◆総売上:1,100万円
◆営業利益:30%
◆単月黒字化:6か月程度
【このモデルの魅力を3点ご紹介!】
①コロナ禍でも月商450万円+保険収入650万円、営業利益30%越えを達成できる!
モデル
「単品スイーツ専門店」だけをとっても高収益化ができる業態であり、そこに就労継続支援の保険収入を掛け合わせることで、さらに売り上げを拡大できます。スイーツ店の売上から十分に障がい者の方にお支払いする賃金、工賃を支払うことができるだけでなく、利用者やスタッフがさらに働きやすい環境を作るための資金として運用することができます。
②社会性ある事業で、障がいをお持ちの方の「自立」を支援!
地域としても障がい者の方の戦力化は喫緊の問題であり、就労継続支援事業を付加させることで、皆さまの法人が地域にとってなくてはならない存在になれることは間違いありません。
ダイバーシティの重要性が注目される今、障がい特性をお持ちの方もそうでない健常の方も、分け隔てなく一緒に働ける環境づくりを行うことで、それぞれの「自立」や「働きがい」の支援を実現できます。
③誰もが憧れる「お菓子屋さん」だからこそ、採用にも困らない!
本事業モデルは、明るくきれいな店内で、そしてお客様の笑顔や「ありがとう」という感謝の言葉が届くところで、障がい者の方が働くことができる環境です。
単に給料をもらうよりも「自分が社会の一員として喜ばれる仕事をしてお給料をもらいたい」、そう考える障がい者の方は少なくありません。その意味でお菓子・スイーツはお客様に感動と喜びを届けることのできる分かりやすい商品です。障がい者の方のみにとどまらず、福祉業界での仕事をしたいという従業員の方も採用することができます。
就労継続支援事業は比較的新規参入しやすく、また高収益が見込めるため本業に負担なく始められる”オススメ”のビジネスモデルです。
是非皆さまも今すぐこの魅力ある事業への参入を進めていただければと思います。
スイーツ専門店×就労継続支援 成功事例セミナーのご案内
本コラムではお伝えしきれなかった、就労継続支援事業の具体的な参入のポイントや成功事例等を詳細にお伝えいたします。
この機会に是非下記詳細をご確認の上、Webセミナーにお申し込みくださいませ。
このような方におススメのセミナーです。
★障がい福祉事業への参入をお考えの方
★既存の障がい福祉事業に新規事業の付加を考えている方
★事業を多角化させて経営を安定させたい方
★早期回収・職人不要・障がい者の戦力化も可能なスイーツ専門店事業の秘密を知りたい方
★障がい者の方も誇りを持ってイキイキと働ける職場をつくり、地域に貢献できる事業をお探しの方
【セミナー概要】
日程◆ 2022/4/21 (木)、2022/4/25 (月)、2022/5/19 (木)、2022/5/25 (水)
時間◆13:00~16:00
会場◆オンライン
この記事を書いたコンサルタント
金子理彩
大学を卒業後、船井総合研究所に入社。 フードビジネスのコンサルティングに従事した後、その経験を活かし、障がい福祉業界にて就労継続支援の新規開発及び活性化コンサルティングを行う。「経営者、障がい者、お客様の三方よしの実現」を目指しており、現在は主に就労継続支援A型B型の業態展開・業績UPを担当。 また特化型放課後デイサービス、児童発達支援のコンサルティングも手掛けており、現場に入り込んだサポートを得意とする。