【採用最前線】活躍する理学療法士を採用する!
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いつもお読みいただきありがとうございます。
本日のテーマは”活躍できる理学療法士の採用”についてです。
専門職の採用について経営者様に質問すると、「採用には困ったことがない」という声は少数であり、「採用が全くできない」という方が多いのが現状です。
後者の場合、正確には「(良い人材の)採用が全くできない」ということですが、では、活躍できる人材を上手に採用している会社は何をしているのかお伝えしていきます。
活躍する人材とは
ここでいう”活躍”とは、組織的に経営数値に貢献できることを指します。
つまり、マネジメントや営業力が高い人材となります。
同じ専門職をまとめ、経営層との間を繋ぐ、そんな特徴を持った人材です。
技術や知識を高め個人の力を伸ばしている理学療法士に比べ、希少性が高く採用の難易度も上がりますが、採用できた時の貢献度は確実に大きくなります。
求人内容で重視すべきポイントとは
活躍する人材をどう採用するか、ヒントになるのが理学療法士のキャリアです。
転職を考える理由・タイミングを知り、計画的に採用していただきたいと思います。
まず、理学療法士の多くは大学で専門知識を学び新卒の9割は病院への就職を希望するのですが、その後約3年ないし5年が転職を考える時期になります。
転職の理由は大きく3つです。
①病院では経験できないことを経験したい
②収入を上げたい
③結婚や出産など生活環境の変化
活躍する人材を採用するためには①②を魅力的に見せることがお勧めです。
①に関しては事業内容や3年・5年・10年先のキャリアをイメージできる内容が望ましく、
②は実際、給与形態や増加幅を明示する方が反響も高くなります。
次は、転職を考えている理学療法士に会社を知ってもらう方法についてです。
ほとんどの理学療法士がGoogleなどWeb上で求人検索するのですが、
「職種 地域名 求人」という検索をします。
例えば、「理学療法士 東京 求人」といった具合です。
表示されたサイトを上から順に見ていくため、最低でも1ページ内に出ているサイトについては掲載登録をしておくことがお勧めです。
特に専門職のための情報メディアサイトは理学療法士の方が見る機会が多く反響が出やすいです。
また、時間的効率を考えて紹介会社に登録をしている求職者も増加しています。
費用は大きくなりますが、急ぎで採用したい場合に活用するのは有効でしょう。
マネジメントと営業力のある理学療法士とは
潜在能力の高い方を採用し、次の課題は育成になります。
育成方法については次回以降で詳細をお伝えしたいと思いますが、活躍している理学療法士には共通項があります。
・会社の内外で高いコミュニケーション能力を発揮している
・自分の意見を持っているが、他者の意見を聞き入れる素直さがある
・行動力がある
条件に当てはまるか、実際の面接で確認してみてください。
コミュニケーションについては対話からわかりますし、行動力はこれまでの働き方や経験を聞けば想像がつきます。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ、良い人材を採用して事業発展に繋げていただければと思います。
この記事を書いたコンサルタント
久積 史弥
理学療法士として病院、介護会社の責任者を経験した後に船井総合研究所に入社。前職では訪問看護事業の営業、看護師・理学療法士など約30名のマネジメントに従事、高収益事業として組織を牽引した実績を持つ。 現在は、介護・医療・保険外と幅広い領域でコンサルティングを行う。新規事業の立ち上げの経験が豊富であり、資格者採用・育成による組織活性化、営業による顧客獲得を得意とし、事業推進の手腕に定評がある。