放課後デイの集客は「ファン作り」!!
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皆様、こんにちは。
福祉グループの藤光孝法です。
2020年も残すところあとわずかとなりましたが、本年を振り返りますと、コロナウイルスによる影響で、自粛期間中に放課後デイの利用を中断される保護者様も多く、なかなか利用の再開に繋がらないといった、前代未聞の問題に対してご対応に追われた経営者様も多いのではないかと思います。
このたびは、現在運営されている放課後デイをより活性化させたい!という経営者様に向けて、情報をお届けできればと思います。
放課後デイの稼働率アップのために必要な要素は、大きく2つあります。
①明確な「商品」を持つこと
2012年に始まった放課後デイですが、日本全国で爆発的に事業所数を伸ばし、現在では約15000カ所にも及んでいます。
そんな中、提供している療育の「質」の低下が問題視されています。また近年、障がいがあるお子様の保護者様の「療育に対するリテラシー」が向上し、我が子のためによりよい療育を提供してくれる事業所を探す傾向が見られます。
そのため、「わが事業所の一番の商品はこれだ」といえるような明確な商品を持っている事業所こそが、より大きく稼働率を伸ばしている傾向があります。
ここでいう「商品」を作るうえで重要なことは、まず放課後デイの利用対象である方のうち「どの世代が、一体どんなことに課題を感じているのか」を正確に掴むことです。
例えば、小学校低学年のお子様の場合、手先の不器用さや運動機能の拙劣さに課題を感じている保護者様が多いのに対し、中高生の場合は、将来の進級・進学、就職の難しさを感じている保護者様が多いです、そういった具合に、小学校低学年と中学・高校生では、抱えている課題の中身が全く異なるのです。事業所の商品づくりとは、このような要素を考えることから始まります。
次に、「成果の出る療育プログラム」を作ることです。
これまでの放課後デイは、お子様の成長につながる成果を出さずとも売り上げが立つ、いわばブラックボックスで成立していました。しかし、これからは「コミュニケーションが上達し、場面緘黙が改善された」「粗大運動の拙劣さが改善された」といった、明確な成果が求められます。
②事業所のファンを増やす
どんなによい商品が出来上がったとしても、放課後デイを利用してもらえなければ宝の持ち腐れであるといえます。その状態を回避し、利用してもらえる回数を増やすために必要なのは、「事業所のファンを増やすこと」です。
まず第一に、訪問営業やイベント開催、WEBの活用などを通じて、地域の学校・相談支援事業所をはじめとした関係機関の方々に皆様の事業所の存在を知ってもらうことが重要です。そして、見学・相談にお越しになった方に皆様の「商品」を知ってもらい、利用のご契約へと確実に繋げていきます。
さらに、ご利用者が「楽しい」「行きたい」と思わせる工夫、保護者様にも我が子の成長を実感いただくことで、利用の増回につながっていきます。
今回は、これらの要素をより詳しくご説明させていただくため、放課後デイサービス稼働率アップの成功事例セミナーをご用意いたしました。成功事例と比較することが一番の近道です。ぜひご活用ください。
\セミナー情報はこちら/
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/065905
この記事を書いたコンサルタント
藤光 孝法
前職で作業療法士として精神障がい者・知的障がい者の社会復帰に携わった経験を活かし、障がい者の一般就労実現に向けた、就労継続支援A型事業の新規開発、業態展開、事業活性化を主としてコンサルティングを行っている。 就労を視野に入れた放課後等デイサービス事業の活性化にも取り組む。