施設見学で契約に結び付けるための法則
- カテゴリ:
- 入居施設
「施設の空室が目立ち、なかなか入居が決まらない」
こういった苦い経験をされている介護事業者の方は、
多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「建てれば埋まります!」という
『需要>供給』 の時代はもう一昔前の事であり、
今は施設を立ててもなかなか空室が埋まらない
『需要<供給』 の時代となりつつあります。
では、空室を埋めるためにはどうすればよいでしょうか?
その対応策の一つとして、
「見学時の入居誘導を改善すること」が挙げられます。
これを意識することにより、
見学者を入居に繋げられる確立を格段に上げることができます。
ということで、今回はより入居に繋げるための
誘導のポイントを紹介させていただきます。
●掃除・整理
見学者が歩くルートに埃はたまっていませんか?
施設選びの際に、施設の清潔感を重視する方は非常に多いです。
ですので、少なくとも見学ルートは重点的に清掃をしておくことが重要となります。
その中で特に重要となるのが、見学の第一印象となる玄関です。
玄関の清潔さや、スリッパの並べ方を整えるだけでも、
印象が大きく変化します。
●従業員の態度
挨拶はきちんとできていますか?
入居者に安心感を感じてもらうには、
箱物の良さよりも、サービスの良さを訴求することが重要です。
ですので、まずは見学者の方と会った際には、
必ず挨拶するように徹底させましょう。
また、挨拶だけでなく、
例えば車いすの方を押す際にも、
「今から押しますね」
と必ず一声かけるだけでも、第三者から見た印象が全く変わります。
まずは挨拶から業務態度の指導を行い、少しずつ改善していきましょう。
●契約への誘導
見学者の温度感が最も高いのは、
他ならぬ、施設見学に来ているときです。
ですが、入居契約に誘導しようとしても、
人によっては「もう少し考えたい」と断られてしまう場合が多いです。
そのような入居見込みが薄い方に対しては、
「もしよろしければ、ご自身に合った施設かどうか確かめていただくためにも、体験入居だけでもされてみませんか?」
と、入居へのハードルを下げて体験入居や、仮申し込みに誘導する方法が効果的です。
いかがでしょうか?
このように、事前準備だけで
入居までの誘導率を高める改善点はたくさんあります。
今日からすぐに実践できることだらけですので、
是非、役立ててみてください。
【介護サービス経営研究会】