老人ホーム紹介×身元保証がもたらすもの
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今話題の老人ホーム紹介事業と身元保証事業。
この2つに共通している点は
高齢者との接点を生み出すということです。
本日はこの2つの事業の特徴を比較し、
今取り組むべき事業はどちらなのか
皆様にお伝えできればと存じます。
それぞれの特徴
【身元保証事業】
高齢者から100~200万円をいただき、
身元保証や生活支援、葬送支援などを行う
いわば「家族の代わり」を務める事業です。
・客単価:100~200万円
・営業利益率:30%
・顧客ライフサイクル:約5年
※顧客ライフサイクル:顧客との接点を保てる期間
【老人ホーム紹介事業】
高齢者に対して老人ホームを紹介し、
紹介先の老人ホームから紹介手数料20∼30万円をいただく
高齢者と老人ホームの「マッチング」を行う事業です。
・客単価:20~30万円
・営業利益率60%
・顧客ライフサイクル:約2か月
それぞれに共通している特徴は
事業の立ち上げにかかる工数と投資額、必要人員の少なさです。
どちらの事業も資格届出店舗は一切不要で営業スタッフ1名から
事業の立ち上げを行うことが可能です。
一方で相談の獲得や相談対応などを行う、
営業スタッフはどちらの事業も必ず必要で、
”ヒト”がいなければ始められない事業でもあるのが特徴です。
それぞれの事業の大きく異なる点は
接点を持つ高齢者の特徴とその期間です。
老人ホーム紹介の場合は老人ホームへの入居を検討している高齢者
すなわち、お身体の状況があまりよくないシニア層が対象となります。
そのため、老人ホームへの入居前後の付き合いとなるため、
顧客と保てる接点は数か月程度となります。
身元保証の場合は1人で自宅での生活を送っている高齢者が
対象となるため、比較的健康なシニアが対象となります。
そのため顧客との接点を保てる期間が数年であるという特徴もあります。
顧客との接点を保てる期間が長いと、
その分、ランニングコストが発生するため、
老人ホーム紹介と身元保証事業には
倍近くの利益率の差が生じます。
しかし、身元保証のほうが顧客との接点を長く、
深く保つことができるため、社会性は身元保証のほうが
高いといった特徴があります。
つまり収益性を求めるのであれば「老人ホーム紹介」
社会性を求めるのであれば「身元保証」といった違いがあります。
2つの事業がもたらす相乗効果
老人ホーム紹介事業を行っていると、
「老人ホームに入居したいが、保証人がいない」
身元保証事業を行っていると、
「自宅での生活が難しくなったため、老人ホームへ入居したい」
のような相談が発生いたします。
いずれかの一方の事業を展開している場合は
相談に応じて他社につなぎ、対応してもらうといった
流れになるかと存じますが、簡単に内製化できる
収益が他社に流れてしまうといった状況をも生み出しております。
両事業とも立ち上げに必要な工数や資金が少なく、
相乗効果を生みやすい事業でもあるため、
いずれか一方の事業を検討するのも1つですが、
長期的な会社・事業の発展を鑑みると
両事業とも立ち上げを行うという選択肢も
ご検討いただけますと幸いです。
本セミナーでは、それぞれの事業の詳細、
ですと講師による事業の魅力を3時間に凝縮してお伝えいたします。
少しでも興味を持たれた場合は、セミナーにご参加いただけますと幸いです。
身元保証×老人ホーム紹介を徹底解説

この記事を書いたコンサルタント

三浦 潤生
士業、物流業界、医療業界のコンサルティングを経て、地域包括ケアグループに従事。シニア事業の新規事業開発専門の 経営コンサルティング部署であり、老人ホーム紹介事業、シニア向け空き家活用事業、身元保証事業などの事業立ち上げを専門とする。 現在まで100社以上の新規事業立ち上げに携わり、その中で培ったチラシ、販促物を活用したダイレクトマーケティング、 WEBを活用したWEBマーケティング、営業スタッフの採用、育成、営業組織の構築のノウハウは社外、社内問わず定評がある。