日頃よりお世話になっております。
株式会社船井総合研究所の鶴でございます。
葬祭業界におかれましては、
葬儀の小規模化が新型コロナウイルスをきっかけに加速し、
葬儀1件当たりの単価はますます減少傾向にあります。
事前相談等、より早い段階からシェアの獲得を求められるなか、
業界内での淘汰は激しく、生き残る事業者となるためには、
生前より高齢者と接点を持ち、新たな収益の柱を作ることが必要不可欠であると言えます。
そこで今回は今こそ葬祭事業者の皆様に知っていただきたい事業、
“身元保証事業”を、以下のテーマで2日間にわたってご紹介いたします
・身元保証事業の概要とモデル事例 ⇦ 本日
・身元保証事業が“葬祭事業者にオススメ”な理由 ⇦ 明日
◆「身寄りなし高齢者」を救う身元保証事業
近年、頼れる家族・親族のいない「身寄りなし高齢者」が、老人ホームの入居や
病院の入院を断られるケースが増えてきています。
入居費・医療費の精算以外にも、必需品の買い出しや診察の同行、万が一の時の
対応など、老人ホームや病院は家族の協力なしではサービスを提供できないからです。
身元保証事業はこういった家族に求められる役割を担い、高齢者が安心して
最期を迎えられるようにサポートする“家族代行サービス”です。
↓↓身元保証事業で提供する「家族(保証人)の役割」の詳細はコチラ↓↓
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/097669
◆“お客様の声”から身元保証事業を立ち上げた「株式会社いとう」
長野県・飯田市で葬祭業のみならず、
樹木葬や生花業など葬祭周りの事業を幅広く展開されている伊藤桐人氏、
「葬儀だけにとどまらない、さらなる地域貢献を」という思いを持ち経営されています。
創業96年、地域の皆様の大切な最期に日々寄り添ってきたいとうですが、
最近では、ご家族を亡くされた
おひとり様高齢者からのご相談を受けるようになっていました。
「お葬儀はどうしたらいいのか、日々の生活もいとうさんにぜひサポートして欲しい」
このようなご意見を頂戴するようになりました。
「おひとり様でも安心して生活を送り、理想の最期を迎えられるように」
自社で生前の家事代行から、葬儀・納骨の手配までお手伝いできる
家族さながらのサービスを模索し、2020年12月より
一般社団法人ここしあの会を立ち上げ、身元保証事業を開始しました。
◆“専門職との連携”にこだわり、地域での信頼を獲得
伊藤氏はサービス提供を行う上で、自社の顧客とのつながりはもちろん
地域の医療・介護専門職の方々とのコミュニケーションを大切にしておられます。
地域のより多くの高齢者の方に必要なサービスを届けるため、
医療・介護専門職の方との連携を通し、専門職の方から多くのご相談を獲得しておられます。
現在では、高齢者の方からの直接のご相談のみならず、
専門職からのリピートの相談も多く、250件以上の問い合わせを獲得されているとのことです。
↓↓株式会社いとう 伊藤氏の詳細なインタビューを公開中↓↓
いかがでしょうか。
明日は葬祭事業者にこそ身元保証事業をオススメしたい理由をご紹介します。
後編もぜひご一読ください。
この記事を書いたコンサルタント
鶴 慈子
国際基督教大学教養学部を卒業後、新卒で船井総研に入社。 入社後は医療業界を経て、シニアビジネスの新規立ち上げコンサルティングに従事。 身元保証事業をはじめ、その他シニアビジネスのスタートアップを専門とする。